いわき鹿島の極楽蜻蛉庵

いわき市鹿島町の歴史と情報。
それに周辺の話題。
時折、プライベートも少々。

先が見えない原発被害

2011-03-25 08:43:56 | Weblog
     地震・津波・原発                          分類・外
本日3月25日(金)    四緑 仏滅   旧暦2/21  

             
                  《爆発初期の頃の福島原子力発電所》  

 今朝の報道によると、福島第1原子力発電所(東京電力)を中心にした放射性物質の広がりや被曝線量について「毎日屋外で過ごすと仮定した場合、30キロ圏内の一部でも100ミリシーベルト以上の被曝線量となりうるケースもある」(枝野幸男官房長官)と言っていました。
 そうなると「いわき市」の一部も30キロ圏内に入っているので安穏としておれません。
 通常、環境放射能測定値はマイクロシーベルトで表示されていますから、これがミリシーベルトになると私たちは愈々、危険区域に居るということになるのでしょうか? 
 ※マイクロシーベルトはミリシーベルトの1000分の1の値。

 官房長官は「直ちに避難や屋内退避をしなければならない状況とは分析していない」としながらも「念のために、所在場所が原発の風下に当たる場合は、できるだけ窓を閉め、密閉した屋内に留まる事」と注意喚起しました。

 そこで気になるのが19日に東京電力が行った会見の中で、第1原発で復旧作業に当たっていた作業員の被曝量について『体に付けた線量計が80ミリシーベルトになるとアラームが鳴り、作業を中断していたが100ミリシーベルト近くになる作業員が増えてしまい、一部で超えるケースも出始めた』と危険性を述べていたことを思い出します。

 いま、放射性ヨウ素が大気圏に500~1,000ミリシーベルトの単位(被曝積算値)で拡散していることを推測したら空恐ろしいことです。
 おりしも政府と与野党政策担当者の実務者会合で「屋内退避地域の住民が孤立している、20~30キロ圏内の住民も避難させるべきだ」との意見が相次ぎました。・・・ということは「住民の孤立」は建前で、本音は住民に対して非情に危険圏内に突入しているという暗示を与えていると解釈してしまうのですが、これは単なる「下衆の勘繰り」 で終わってくれれば良いなと願っています。
 
 
     ◇行事・暦注◇  電気記念日  蓮如忌


いわき市内の地震・津波による死亡者】 (敬称略)
   3月22日(追加分) ※県警などの発表
いわき市平薄磯 志賀アサノ(78歳)  鈴木加奈恵(54歳)
   3月23日
いわき市平薄磯 山野辺久子(56歳)  鈴木ノブル(89歳)  蛭田グレース・アグネス・オプレシオ
           (45歳)  山野辺キヨエ(83歳)  鈴木紀久夫(61歳)   

●鹿島町近辺の給水(24時間稼動) 鹿島ショッピングセンターエブリア・ヨークベニマル 南側駐車場
 (風船式給水槽などによる給水所) いわき市暮らしの伝承郷  中央台公民館

●いわき市内の水道は現在、約40%が復旧していますが、まだ約78,000戸が断水しています。

●環境放射能の測定 (県・23日AM8:29~PM5:31現在、単位マイクロシーベルト)
 小名浜支所 0,67  小名浜藤原埠頭 1,08  勿来支所 0,69  四倉支所 1,86  小川支所 
 1,45  三和支所 0,69  田人支所 5,74

●スパリゾートハワイアンズ(湯本)は当初、21日まで臨時休業するとしていましたが東日本大震災に
 より一部施設に被害が生じ現在点検中で、当面休業に変更になりました。 休業中は新規予約の受
 付も休止となります。






コメント
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