いわき鹿島の極楽蜻蛉庵

いわき市鹿島町の歴史と情報。
それに周辺の話題。
時折、プライベートも少々。

いわき市鹿島町を歩こう22

2015-08-06 07:04:47 | Weblog
                              分類 : 歴
 氏神様から村社になった    22    
  熊野神社(旧、村社)   所在地 : いわき市鹿島町下蔵持字戸ノ内87-2

            《常磐⇔江名線沿いにある熊野神社

  祭神 五十猛命(いそたけるのみこと)  速玉男命(はやたまおのみこと)
      伊弉冊尊(いざなみのみこと)  泉津事解男命(よもつことさかのおのみこと)

 土地の志賀家所蔵の日記によると、志賀久左衛門の氏神にして弘仁2年(811)より享和3年(1803)正月まで同人宅地内に在ったものを、同年より村の鎮守と為し村社と号したという記録があります。
 また、延暦23年(804)正月、坂上田村田村麻呂将軍が蝦夷征討に際し、勧進したとも伝わっています。

 爾来、産土(うぶすな)さまとして崇敬してきましたが、境内の登之内7-1は海抜100mの当地区では最高地のため、神事や参道などの面から種々支障を来し昭和32年5月、近隣地の戸ノ内102番地に誉田別命(ほんだわけのみこと)=品陀和気命を祀る旧小社三島八幡神社の聖域を拡張整備し、社殿を新たにして熊野の正床を奉還すると共に八幡さまも合祀して産土神としました。

 昭和48年、国土法による地積調査の時点にて、三島八幡神社の敷地「戸ノ内102番地」を不在地とする便法をとって、これを「戸ノ内87-2番地」と改め、熊野神社の敷地としました。


 例祭は5月7日で、かつては江名浜海岸に神輿を渡御させ、お潮とりの神事を行っていた。



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