いわき鹿島の極楽蜻蛉庵

いわき市鹿島町の歴史と情報。
それに周辺の話題。
時折、プライベートも少々。

「親切しすぎ」 が蔓延

2017-08-12 10:05:38 | Weblog

                            分類 : PV


 そこまでするか、というエピソード


 下の写真は3枚ともバスの車内に掲示してある注意書きだが、目にしながら降車停留所まで虚しい思いにさせられた。これらはほんの一例で、何処へ行っても毎度のことながら「大人」に向かって、「こうしてはいけない、ああしては駄目」と手とり足とり教えている。



 日本人特有の親切心と、何か起きたら会社の責任逃れの両方を兼ね備えたステッカー(プラ板)なのだろうが、大のおとなに向かって一々注意を促されているのかと思うと非常に残念でたまらない。こくらいのことは自分で判断できないのだろうかと思うからだ。


 ほんの一部の人のために貼り紙をするのだと思うが、それでも現実にマナーの悪い者は意外と多いようだから仕方がないとも納得する。2週間ほど前にバスの前席に腰掛けていた時に、バスが停車したと同時に後部からコーヒー缶がコロコロと運転席の方へ転がっていったのを実際に見ている。運転手が「まったく、質(たち)の悪いお客もいるものだ」と独り言を言いながら缶を拾っていた。



 駅ホームでのアナウンスに定番の「××番線ホームに電車が入ってきます。危険ですから白線まで下がってお待ちください」があります。親切心は拒まないが、人間社会に於いてそういう事よりも 、もっと自己責任を植え付けさせるようなマナー教育というものはないのでしょうかね。そう言う間もなく、スマホに夢中になっている若者が碌に前も見ずに、入線してきた電車に乗り込んでいった。


 公共施設のトイレ(男性用)の目の前に気の利いた貼り紙をよく見かける。「いつもトイレがきれいなのは、大切に利用されている皆様のおかげです。有難うございます」。つまり「お小水を便器に引っ掛けるな」と書きたいところを角を立てないように注意を促している訳だから、使用する方も気分的に従うような結果になる。


 あるトイレ(男性用)に「一歩前進」と書いてある強制的な貼り紙がしてあった。その横に「二歩後退」という落書きがしてあった。なんでも強要すると、相手から反発されるというのを改めて学んだ。



 バスの降車ドアの脇に、こんな注意書き(※学校の文字は外側にあるもので無関係)もあった。保育園や幼稚園の園児のように、いや、大人ってそれ以下に扱われているのだなという感覚にさせられた。


 最後に、いわき市内の路線バス車内で、混雑時に乗ってスグ気付く事があるので機会があったら確かめてみて下さい。学生が二人掛けの席を一人で独占しています。必ず隣の席にカバンを置いて、誰が乗ってこようがお構いなしで、スマホに熱中しています。混雑している中で、しかも複数の学生が、です。目の前の椅子に「この席は二人掛けです」と表示されているということは日常茶飯事で、バス会社もこの状況を把握していながら全く手が付けられない証拠でしょう。


 


 


 


 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 大内宿で歴史を学ぶ | トップ | 涸(か)れない小井戸の水 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事