いわき鹿島の極楽蜻蛉庵

いわき市鹿島町の歴史と情報。
それに周辺の話題。
時折、プライベートも少々。

番刈(ばんかり)という呼び名

2009-04-07 07:48:43 | Weblog
                番刈屋があった跡地

 鹿島町下矢田字榎木内3-2に「番刈屋」という雑貨屋さんで平成の時代までありました。

 実は小学4年生の時に、この店に東京日野市から転校してきた女の子がいて、そこは母方の実家だったようです。私と同級生で私も同じ年に千葉県松戸市からの転校生でした。話は本題から逸れてしまいましたね。  

新常磐交通の「下矢田」バス停近くで、現在の位置とは少しズレた場所になりますがバス停も「番刈」という名で実在しました。

 写真で説明すると、中央の空地部分が「番刈屋」があった所で右端が矢田川です。
 前の側溝は当時はなくて、電柱の左側は鹿島街道の旧道になります。

 番刈とは土地の名ではなく、その場所の俗称です。
 その昔、店の裏の川辺りに水車小屋があって米や雑穀を搗いていました。(といっても私が見た訳ではありません。古老からの又聞きです)
 付近を通るといつも水車が回っていて、搗き音がバンカリ、バンカリと聞こえてくるので、いつの間にかその一帯を「番刈(※当て字)」と呼ぶようになり、いつの間にか雑貨屋そのものを指す呼称になってしまったということです。

 因みに雑貨屋の名は薗部姓でした。


     本日の催し  4/4~4/12  10:30~18:30
      -刺繍・織り・染め-鈴木智美の世界・・・ 《入場無料》
              場所・ギャラリー創芸工房(鹿島町走熊)0246-29-3826


 ◆訃報 里見庫男さん(古瀧屋代表取締役)が亡くなりました。
 生前、八面六臂の中で「いわきの地名研究会」の会長も務められ、小生のような無名の者にも優しいアドバイスをして下さいました。
 誠に、お人柄が偲ばれます。 里見先生のご冥福をお祈りします。  合掌  
     


 
 
 
 
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