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毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




今日これからきくのは、ヨハン・ブラウワーによるフランス組曲第2番(BWV813)です。同曲は「Johan Brouwer plays Bach, Böhm, Couperin, Forqueray」(2014年録音)に収録。このアルバムでは、デイヴィッド・ルビオが1979年に製作したチェンバロ(パスカル・タスカンの1769年製にもとづく。2013年にコルネリス・ボムが修復)を弾いています。ブラウワーは1943年生まれのオランダのチェンバロ、オルガン奏者で、ヴィム・ファン・ベークやグスタフ・レオンハルトらに学んだようです。その演奏は、まったりした雰囲気があり、ほかの作曲家のものも同傾向にあります(そういう情趣の曲が多いというか)。録音はとても美しく、チェンバロの響きを堪能できます。

CD : ACD BR 076-2(Aliud Records)

ACD BR 076-2

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リコーダーのジュリアン・マーティンとチェンバロのオリヴィエ・フォルタンの「Bach Transcriptions」。このアルバム(2021年録音)には、バッハのオリジナル曲のリコーダーとチェンバロ用編曲が収録されており、それらを収録順に楽しんでいます。これからきくのはニ短調の組曲(BWV997)で、原曲はハ短調のリュート組曲(パルティータ)。このブログでは同じ楽器の組み合わせで、イェレミアス・シュヴァルツァーとラルフ・ヴァルトナー、(原調のまま)トリプラ・コンコンルディア(ニ短調に移調)の録音をきいており、マーティンたちの編曲は、トリプラ・コンコンルディアと同じニ短調へ移調してのものです。

CD : Alpha 939(Alpha)

Alpha 939

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先週末にひき続き今週もきくのは、ジュリアン・マーティンとオリヴィエ・フォルタンの「Bach Transcriptions」です。これからきくのはホ短調のソナタ(BWV527)。オルガンのためのソナタはじつに多くの編曲で録音されていますが、ここではリコーダー(マーティン)とチェンバロ(フォルタン)のための編曲です。録音は2021年におこなわれています。

CD : Alpha 939(Alpha)

Alpha 939

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復活節前第7日曜日(四旬節前日曜日)にきくのは、カール・リヒターたちによる「主イエス・キリスト、真の人にして神よ」(TELDEC 9031-77614-2)です。この全5曲からなるカンタータは1725年2月11日に初演。パウル・エーバーの同名コラールを第1曲(第1節)と第5曲(第8節)の歌詞とする、いわゆるコラール・カンタータです。リヒターの録音は1958年。合唱と管弦楽はミュンヘン・バッハ同合唱団、ミュンヘン州立歌劇場管弦楽団員で、独唱はアントニア・ファーベルク(第3曲)、ピーター・ピアーズ(第2曲)、キート・エンゲン(第4曲)です。なお、バッハは2本のリコーダーを編成していますが、録音では2本のフルートで代替されています。

9031-77614-2

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すこし薄暗い朝にきくのは、ジュリアン・マーティンとオリヴィエ・フォルタンの「Bach Transcriptions」から、ヘ長調のソナタです。このソナタは、ホ長調のフルートと通奏低音のためのソナタ(BWV1035)を、アルト・リコーダー(マーティン)とチェンバロ(フォルタン)のために編曲したもの。いまの天気とは対照的な、とてものびやかなソナタはリコーダーにもふさわしく、まったく違和感なく楽しめます。録音は2021年です。

CD : Alpha 939(Alpha)

Alpha 939

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昼休みのひとときにきくのは、アンドレ・リスレヴァンドたちの「Galanterie: The Autumn of the Viola da Gamba」(2022年録音)から、イ長調のトリオ(BWV1025)です。原曲は同調のヴァイオリンとオブリガート・チェンバロのための組曲ですが、これはさらにジルヴィウス・レーオポルト・ヴァイスの同調リュート組曲からの編曲。アルバムではヴァイオラ・ダ・ガンバ(リスレヴァンド)とリュート(ジャドラン・ダンカム)のために編曲しており、リスレヴァンドのアルバムでは、ファンタジア(第1楽章)、クーラント(第2楽章)、サラバンド(第5楽章)、アレグロ(第7楽章)を抜粋して録音しています。リスレヴァンドは1993年生まれで、リュート、ギター奏者のロドルフ・リスレヴァンドの子。ダンカムはその父リスレヴァンドの弟子です。なお、Lislevandは発音の表記が困難で、リスレヴァンドと一般的な表記をとっています。じっさいの発音は、自己紹介のある動画「André Lislevand - Portrait of a Viola da Gamba Player - Music by Chan Chan, Buena Vista Social Club」(Youtube公式チャンネル「André Lislevand」)で確認してください。

CD : A 469(ARCANA)

A 469

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今日これからきくのは、アヴィ・アヴィタル(マンドリン)の「Avi Avital · Concertos」から、マンドリン、リコーダー、弦楽と通奏低音のための協奏曲です。共演は、ジョヴァンニ・アントニーニ(リコーダー)とイル・ジャルディーノ・アルモニコ。マンドリンとリコーダーのための協奏曲は、もちろん、バッハのオリジナルではなく、ヴァイオリンとオーボエのための協奏曲(BWV1060R)からの編曲です。この編曲、ききはじめは多少違和感もありますが、なじめばなかなか楽しめます。録音は2022年。イル・ジャルディーノ・アルモニコのメンバーには松永綾子(ヴァイオリン)の名もみえます。

CD : 00028948634590(Deutsche Grammophon)

00028948634590

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今週の前半にきいてきたのは、ノイベルト未来(ミク・ニシモト・ノイベルト)の「Piano Solo」(Solo Musica SM 223)。アルバム(2013年録音)には、「フランス組曲」が3曲、そしてメンデルスゾーン姉弟の2曲が収録されています。「フランス組曲」の収録順は第2番、第6番、第1番で、これからきくのは順番どおりニ短調の第1番です。解説書にはノイベルトのプロフィールの日本語訳が掲載されているのですが、楽曲解説についてはドイツ語と英語のみ。こちらも日本語訳があればよかったのですが、紙幅の関係で掲載されなかったのかもしれません。

SM 223

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昨日からききはじめた、ノイベルト未来(ミク・ニシモト・ノイベルト)の「Piano Solo」(Solo Musica SM 223)。今日きくのは「フランス組曲」の第6番です。ノイベルトの演奏は昨日の第2番と同じく、それぞれの舞曲のキャラクターをくっきり弾きわけたもので、ピアノでのバッハを堪能できます。録音は2013年です。

SM 223

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今週前半にきくのは、ノイベルト未来(ミク・ニシモト・ノイベルト)の「Piano Solo」(Solo Musica SM 223)です。2013年録音のアルバムには、バッハ、メンデルスゾーン姉弟の作品が収録。そのうちバッハ作品は3曲、「フランス組曲」の第1番、第2番、第6番が収められています。きいていくのは収録順で、ハ短調の第2番から楽しみます。なお、ノイベルト未来は、第11回ヨハン・ゼバスティアン・バッハ国際コンクール(1998年)のピアノ部門で第3位を受賞しています(同年には同部門で國保真理も第3位を受賞)。

SM 223

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復活節前第8日曜日(四旬節前第2日曜日)にきくのは、モントリオール・バロックによる「軽佻浮薄なる精神の者ども」(BWV181)です。このカンタータの初演は1724年2月13日。構成はアリア、レチタティーヴォ、アリア、レチタティーヴォ、合唱曲の5曲(コラールは1曲もありません)で、編成は弦楽と通奏低音に、フルート、オーボエ、トランペット(管楽器はそれぞれ1本ずつ)です。

モントリオール・バロックの録音は2014年。指揮はエリック・ミルンズ(オルガン)、音楽監督はスージー・ナッパー(チェロ)が務めています。合唱曲は4名の歌手、オデイ・ビロドエレーヌ・ラチカフィリップ・ガーニドリュー・サンティーニが歌っており、ビロド、ガーニとサンティーニは、レチタティーヴォ、アリアも担当しています。いわゆるOVPP(OVPPによる演奏を参照)の合唱ですね。

CD : ACD2 2406(ATMA Classique)

ACD2 2406

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今日これからきくのは、ルーカス・ナーゲルのオルガンによる「半音階的幻想曲とフーガ」です。同曲が収録された「Retrospektiven」(Ambiente-Audio ACD-1098)は2023年の録音。「回顧展」(あるいはバッハの「後進者たち」いうべきか)」と題されたアルバムには、ナーゲル、マックス・レーガーのオルガン用編曲、ジークフリート・カルク・エーレルトのオルガン曲が収められています。「半音階的幻想曲とフーガ」はレーガーの編曲で、1902年(解説書では1903年)の出版です。ナーゲルは1995年、ドイツ生まれのオルガン奏者。弾いているのは、ドイツのムルハルト福音主義市教会のオルガン(ミュライゼン社が2019年に建造)です。

ACD-1098

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マリアの潔めの祝日(2月2日)にきくのは、鈴木雅明とバッハ・コレギウム・ジャパンによる「新しき契約の喜ばしき時」(BWV83)です。このカンタータの初演は1724年で、アルト、テノール、バスのアリア3曲に、アルトのレチタティーヴォ、コラールという全5曲からなっています。第1曲のホルンをともなうアルトのアリアは、喜ばしい気分が溢れています。鈴木たちの録音は2002年。独唱者は、ロビン・ブレイズ(カウンターテナー)、ジェイムス・ギルクリスト(テノール)、ペーター・コーイ(バス)の3人です。

CD : BIS-CD-1311(BIS Records)

BIS-CD-1311

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もう2月、の1日にきくのは、コルダルテによる、ハ短調のヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ(BWV1024)です。このソナタは、ヨーハン・ゲオルク・ピゼンデルの筆写譜で伝承されていますが、バッハの作曲としているのは、フェルディナンド・ダヴィッドの『ヴァイオリン演奏の高等教則本』(1867年)のみ。ピゼンデルの筆写譜には作曲者は明記されておらず、真の作曲者は筆写者のピゼンデルである可能性もあるようです。

コルダルテはドイツはケルンのアンサンブル。ソナタの録音にあたっては、参照した筆写譜(ルドルフ・フランツ・エルヴァイン伯爵の収集譜)の表題「Sonata à Violino Solo e Basso per il Cembalo」(直訳すると「ソナタ、独奏ヴァイオリンとチェンバロのためのバスによる」でピゼンデルの筆写譜とほぼ同一)どおり、ヴァイオリン(ダニエル・ドイター)とチェンバロ(マルクス・メルクル)での演奏です。

収録されたアルバムは「Treasures : Musique de chambre (collection Earl Rudolf Franz Erwein von Schonborn zu Wiesentheid)」。録音は2006年です。

CD : PC 10203(PAN CLASSICS)

PC 10203

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