曽根麻矢子による「平均律クラヴィーア曲集 第1巻」、これからきくのはニ長調の第5番です。このBWV850のプレリュードは、8分音符の跳ねるような低音の上で16分音符が軽快に鳴り続き、最後はトッカータ風の走句でしめくくられます。続く4声のフーガは一転して荘重なもの。フランス風序曲のようなフーガは、「フーガの技法」のコントラプンクトゥス第6番を想起させます。
CD : AVCL-25176-7(avex-CLASSICS)
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