先週から今週にかけてきいてきた、ラーフ・ヘッケマによる6曲の無伴奏チェロ組曲(Challenge Classics CC72769)。ヘッケマは1968年生まれのオランダのサクソフォン奏者で、チェロ(2017年)だけでなくヴァイオリン(2014年)の無伴奏もすでに録音しています。無伴奏ヴァイオリンはパルティータのみの録音ですが、3曲をそれぞれことなるサックスで演奏するという、無伴奏チェロと同じアイディアがすでに採用されています。これからきくチェロの第6番は、ビュッフェ・クランポン・プレスティジ(1985年)のアルト・サックスをもちいての演奏で、ある種、浮世離れした軽さ(よい意味で)があり、チェロとはちがう味を楽しむことができます。