四旬節第3日曜日(復活節前第4日曜日)にきくのは、ピーテル・ヤン・レウシンクたちによる「罪に手むかうべし」です。全3曲からなるこのBWV54は、1714年3月4日に初演されたとみられるアルト独唱のためのカンタータ(歌詞はゲオルク・クリスティアン・レームス)。四旬節第3日曜日のためのカンタータは、BWV54のみという事情もあり、このブログでは過去に9種の録音をきいてきました。それでも手持ちはかなり余裕があり、BWV54がカンターテナー歌手やアルト歌手の重要なレパートリーとなっていることがうかがえます。ここできくレウシンクたちの録音では、カウンターテナーのシツ・ブヴァルダ(1965年生まれのオランダの歌手)が歌っています。管弦楽はネーデルランド・バッハ・コレギウム。録音は1999年です。
CD : 99364(BRILLIANT CLASSICS)