今週きいているのは、イタリアのオルガン奏者、エドアルド・ベロッティによる協奏曲集(1992年録音)。録音された一連の協奏曲は、アントニオ・ヴィヴァルディのヴァイオリンと弦楽および通奏低音のための協奏曲などをクラヴィーア独奏用に編曲した協奏曲で、オルガンでの演奏ですが、同趣旨のオルガン用の協奏曲とはちがいます。
これからきくのは、ベネデット・ジャコモ・マルチェッロのヴァイオリン協奏曲を原曲とするハ短調の協奏曲。ベロッティは録音にさいして4教会のオルガンを弾きわけており、ここではマドリジオ・ディ・ファガーニャ教区教会のピエトロ・ナッキーニおよびフランチェスコ・ダッチ製(1752年)のオルガンをもちいています。
CD : SPE010(fonè)