毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




春秋社から2022年10月31日に発刊された『チェンバロ大事典』。紹介しようと思いつつ、はや発刊から半年がすぎてしまいました。ほぼ500頁の事典ですが、ソフトカバーということもあり、手に取って読むぶんにも、さほど重くはありません。「チェンバロ、クラヴィコード、ピアノフォルテなど歴史的鍵盤楽器をとことん知る一冊!」で、「鍵盤楽器の500年に亘る歴史を一望」(ともに帯のコピー)するものとなっています。同事典は日本チェンバロ協会10周年記念誌として企画されたということ。執筆者にはチェンバロ奏者を中心に、研究者、調律師、製作家と多彩な名がならんでいます。構成は多岐にわたっていて、チェンバロ/クラヴィコード/ピアノフォルテ/作曲家・演奏家/演奏法/記譜法/通奏低音/教則本/曲集/ジャンル/音楽理論/楽器製作者/音律と調律/メンテナンスの14章です。また、付録として、「種々の鍵盤楽器の仕様・音域の一覧表」が第14章のあとにおかれています(付録執筆者のイニシャルは「WY」とあるのですが、巻末の執筆者プロフィールに該当者はいません。タイプミスなら「WT」の渡邊孝の可能性も)。同事典、チェンバロ愛好家は必携でしょう。

チェンバロ大事典

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