これからきくのは、ロレンツォ・ギエルミ(チェンバロ)とラ・ディヴィナ・アルモニア、そしてアリーチェ・ロッシ(ソプラノ)による「悲しみのいかなるかを知らず」(BWV209)です。このカンタータは「送別」の機会のためとみられ、バッハのなかでは例外的なイタリア語の歌詞によっています。ロッシは、1992年生まれのイタリアの歌手。両親ともジャズ・ミュージシャンで、はじめての音楽の手ほどきは両親によってなされたということで、このカンタータをとても伸びやかに歌っています。
CD : Passacaille 1019(Passacaille)