今週きいていくのは、ズビグニェフ・ピルフの「Bach Romantique」です。このアルバムには「Johann Sebastian Bach’s Cello Suites arranged for solo violin by Ferdinand David」と副題されているように、19世紀でもっとも影響力のあったヴァイオリン奏者のひとり、フェルディナント・ダヴィットがバッハの無伴奏組曲をヴァイオリンのために編曲した6曲の組曲を収録。ポーランドのヴァイオリン奏者ピルフは、6曲をダヴィットにピリオドな演奏で6曲を録音しており、これから楽しむ無伴奏チェロ組曲第3番(BWV1009)から、アルバムの収録順どおりにきいていきます。使用楽器は19世紀初期のフランスの楽器(ガット弦)で、ピッチはa1=432Hz。録音は2023年です。
CD : ACD 337(Accord)