三位一体節後第13日曜日にきくのは、ピーテル・ヤン・レウシンクたちによる「ただ汝にのみ、主イエス・キリストよ」です。このBWV33(全6曲)は、1724年9月3日に初演された、いわゆるコラール・カンタータ(コンラート・フーベルトの同名コラールにもとづく)。第1曲はヴィヴァルディの協奏曲、ト短調の弦楽のためのそれ(RV157)の第3楽章に似たリトルネッロをともなうコラール合唱曲で、第2曲から第5曲はレチタティーヴォとアリアが交替、そして第6曲は4声体のコラールでとじられます。レウシンクたちの録音は1999年。管弦楽と合唱は、ネーデルランド・バッハ・コレギウム、オランダ少年合唱団。独奏者は、シトセ・ブヴァルダ、クヌート・ショッホ、バス・ラムセラールです。
CD : 99363(BRILLIANT CLASSICS)