皆川達夫立教大名誉教授の追悼として、さきほどまで部分的にきいていた、「箏曲『六段』とグレゴリオ聖歌『クレド』」。続けてきくのはブログ本流のほうの、アレクサンドラ・イヴァノヴァとアナイス・チェンによる、オブリガート・チェンバロとヴァイオリンのためのソナタ第5番(BWV1018)です。チェンのヴァイオリンは、ことさら深刻ぶることもなく、こまやかなアーティキュレーションに、ときおり即興的な装飾もみせるなど、ここでもおもしろくきくことができます。録音は2017年で、イヴァノヴァのチェンバロはティトゥス・クワイネンの2014年製、チェンのヴァイオリンはダニエル・フリッシュの2013年製です。
CD : ES 2073(ES-DUR)