今朝の京都市内は鈍い色の雲におおわれ、この時間でもちょっと暗いくらい。雨は降らないようですが、一日中こんな空もようらしく、あまりうれしくない天気です。さて、グスタフ・レオンハルトの「平均律クラヴィーア曲集 第2巻」、これからきくのはト短調の第16番(BWV885)。プレリュード(ラルゴと表記)は、いまの空もようにふさわしくもある、やや陰鬱な雰囲気。 しかし、ただ陰鬱というだけでなく、崇高な気分も感じられ、マタイ受難曲の第1曲(合唱曲)にような雰囲気もあります。これに同音反復(7連打)が印象的な4声のフーガが続きます。
CD : BVCD-38098~99(ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル)