復活節前第4日曜日(四旬節第3日曜日)にきくのは、ティム・ミード、デイビッド・ベイツとラ・ヌオーヴァ・ムジカによる「罪に手むかうべし」です。このBWV54は、1714年3月4日に初演されたとされる、アルト独唱のためのカンタータ。アリア、レチタティーヴォ、アリアという3曲のみですが、カウンターテナー歌手にとっても重要なレパートリー。ミードは2016年にその一角にくわわったということになります。そのミードは1981年生まれのイギリスの歌手。ラ・ヌオーヴァ・ムジカは、ベイツが2007年に創設したアンサンブルで、ベイツが芸術監督と指揮を務めています。このカンタータでのラ・ヌオーヴァ・ムジカの編成は、ヴァイオリン2、ヴィオラ2、チェロ、コントラバス、オルガン、チェンバロが各1の8人です。
CD : HMM 902335.36(harmonia mundi)