復活節前第4日曜日(四旬節第3日曜日)にきくのは、イェスティン・デイヴィス、ジョナサン・コーエン、そしてアルカンジェロによる「罪に手むかうべし」です。このBWV54は1714年3月4日に初演された、全3曲からなるアルト独唱のためのカンタータ。カンターテナー歌手がこぞって録音しているため、多数の録音があります。コーエンたちのCDの録音は2015年で、あまりガリガリしない、イギリスらしいほどよいもの。デイヴィスのドイツ語は甘めです。なお、このCDにはほかに2曲のカンタータ(BWV170とBWV82)と、カンタータのシンフォニア2曲(BWV52とBWV174)も収録されています。
CD : CDA68111(hyperion)