今週後半に楽しむのは、リナルド・アレッサンドリーニとコンチェルト・イタリアーノによる「variations on variations」。アルバムにはバッハの鍵盤楽器のための変奏曲が4曲収録されており、それらをアレッサンドリーニが弦楽アンサンブル用に編曲しています。原曲とはまた一味ちがう、別の顔を楽しむことができるアルバムです(「variations on variations」は「変奏曲の(楽器編成)変種」というような意味にとればよいのでしょうか)。今日からアルバムを収録順にきいていくので、これからきくのはニ短調のパッサカリア(ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、チェンバロという編成)です。いうまでもなく、原曲はオルガン用のハ短調のパッサカリアとフーガ(BWV582)。録音は2017年です。
CD : OP 30575(naïve)