シギスヴァルト・クイケンとラ・プティット・バンドによる旧録のブランデンブルク協奏曲集。これからきくのは、ト長調の第3番(BWV1048)です。この第3番は、楽譜上、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロがそれぞれ3部に、ヴィオローネとチェンバロという編成。新録ではチェロのパートをすべてヴィオロンチェッロ・ダ・スパッラにかえていましたが、旧録ではふつうにチェロのままです。したがって、低音はこちらの旧録のほうが豊かにきこえます。
CD : 05472 77308 2(deutsche harmonia mundi)