今朝もすがすがしい天気。これからきく音楽もそれにふさわしい(はずの)、ヴァイオリン・ソナタ(オブリガート・チェンバロとヴァイオリンのためのソナタ)の第3番です。これまでの同じく、グレン・グールドとハイメ・ラレードによる「ヴァイオリン・ソナタ集」(SONY CLASSICAL SM2K 52615)が音源で、第3番は1975年12月と1976年1月に録音されています。グールドのピアノは、この第3番でもアルペッジョ奏法が顕著で、第3楽章などは、まさに「ハープ(アルパ)」を思わせる音色。グールドにかかると、「田園的でのびやかな曲想」のはずのこのソナタも、ふつうにはきかせてくれません。