デラシネ(deracine)

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2・28NOAH日本武道館大会観戦記①~後半4試合~

2010-02-28 23:59:50 | プロレス
というわけでケータイでも少しUPしましたが、
今日のNOAH武道館大会の観戦記です。今日は後半の4試合だけ。
残りを明日にでもUPします。
上の写真はリング上のメイン勝利者とフェンスを取り囲むファン。その勝利者とは…

まず観客についてはもうあまり書きたくありませんが、
結局それなりには埋まり、アリーナ、1階席、2階Sとも9割ぐらいは入ってました。
だから2つ前のエントリで書いた、「記録的不入り」ということはなかったですね。
ただ、2階Aが絶望的に入ってないですね。最近の傾向です。
YFCの優待チケットにも相変わらずの行列ですね。
何度も書いてますが、バラ撒かれた招待券ではありません。自分から会員になって引き換えをするシステムです。
野球の讀賣戦でも東京ドーム前のチケット引換所に列ができるんですよね。

でもアリーナは良い時より座席数をかなり減らし、1階席もスクリーンのためとはいえ2区画が黒幕。
トータルで考えると、やはり減っているのは間違いないところです。
やはりもう何か大きなことがないと満員は難しいのでしょうかね。
三沢追悼ではあれだけ入ったのに、後はNOAHは見ないよ、という人が多いのかも。
あと、今日は日程的には苦戦必至でした。
月末ですから、明日月初で休めないとなると遠い地方の人はまず無理。
また、東京マラソンもあったしオリンピックもあった。受験シーズンでもある。
NOAHも16:30開始として、地方客にも配慮を見せてるけど、結実していません。
20時前に終わってますから、ある程度までは新幹線も間に合うんですが。
もちろんメンバーの問題、小橋の不在なども影響はあるでしょう。

でもそれより何よりも、あくまで推測ですが、
「プロレス」に対するプライオリティ、つまり優先順位が低くなってきているのでしょう。
学生時代に見ていた人でも家庭を持ち、子供を持つと行けない、
今の子供たちはプロレスをTVでやってないから関心を持てない、
持ってても、他のイベントやライブ、ゲーム、そっちが優先される。
他にもいろんなスポーツがありますしね、チケット代も決して安くない。
地方の人は日程をクリアできても移動費でかなり出費になる。

かつて北斗晶がNOAHの武道館について、「みんなこの日を待ち望んでた、っていうのが伝わる」って言ってましたが、
もうそういう待ち望んで行く、というものではなくなってきていると思います。
というか、優先順位が高い層が減った、ということでもあるのでしょう。
熱心なファンの数は減り、ライトな層の奪い合いになっているんだと思いますね。
もちろんNOAHにいろんな層のファンを引き付けるものがないというのは明らかです。
本当に見たいモノを揃えていれば、自然と客は寄ってきますから。


さて、そんなことを言っても仕方ないので試合を振り返ります。
第4試合では青木十番勝負最終戦で鈴木みのる登場。
秋山との共闘?なんて話もありますし、船木との抗争決着戦も控えてますがまずは青木戦。
これがタイムは16分弱と結構やりましたが、
残念ながら青木は何もできませんでした。見た多くの人がそう思ったでしょう。
もしや!?という場面が一つもないどころか、技に入っても沸かないんですよ。
飛び技なんかも駆使していったのはよかったけど、ほとんどの時間はみのるの関節技、蹴り、ヒザに苦悶するばかり。
最後もあっさりと腕を(同時に脚も)取られてあっさりタップ。場内ため息でした。
お釈迦様の手のひらの上で走り回る孫悟空でしたね。いや、走り回れもしなかった。
青木に全く付き合わなかったみのる。強さだけが際立ちました。
でも…それってむしろ青木を認めているからこそ厳しくしたのかもしれません。そう思うことで、ファンも青木も救われるはず。

第5試合は注目の川田登場、森嶋戦。
うーん。結果は座った森嶋に川田の蹴りが側頭部に決まって3カウント。
内容は殴り合い、叩きあい、感情のこもった試合。でも個人的には凡戦でしたね。
川田って、90年代全日本見た人ならわかると思いますが、
独特の「間」があるじゃないですか。やられていてもゆっくり崩れたり。
その間ばかりが目立つんですよね。つまり、森嶋がパワーにはものを言わせたけど、川田の世界を崩せてないんです。
そして川田は終盤のシバキあいの中でワンツーエルボー。三沢を味方につけての勝利でした。
それより森嶋でしょう。
昨年最後の武道館でもヨネの蹴りで負け、タッグリーグでも開幕戦佐野の蹴りで負け。
もはや蹴りで意識飛ばされて負ける役割になってしまっているのでしょうか?
何度そのシーンを我々は見せられるのでしょう?
少し前にはブログで「外国でやるときと違い、NOAHでは思いっきり暴れられない」という意味のことを書いていました。
何か制約があるなら、それは全く意味がないし、森嶋に原因があるなら、それは彼が悪いんだけど、
やっぱりWWE的なものの方が彼には合ってるのかな。何年かでもそっち行かせてあげればよかったのでは、と思います。
期待する人がすごく多いんですよ森嶋は。あの体、パワー、プロレスの醍醐味を一番見せてくれる存在なのに。
それがこの低迷状況、GHC再奪取なんて夢のまた夢ですね。


セミファイナルではGHCタッグ選手権、力皇・ヨネ-高山・佐野。
結果はベルト防衛。(うーん、一度は防衛させるんだね…)
開始早々、挑戦者組の猛攻でヨネが完全KO、しばらく場外で倒れてました。
でも今日は力皇の頑張りがありましたね。久々に強いリキを見た感じがします。
高山・佐野も何に配慮したか、ローンバトルが続くリキを仕留めませんでしたが、リキが耐えた、とも見れます。
中盤で見せた、何度も対角線を走っての、コーナーにいる相手2人へのラリアットは良かった。
そして蘇生したヨネと佐野が最後は一騎打ち状態。高山、リキも良く動き、
いつしか場内は熱気にあふれていました。試合がどっちに転ぶかわからない状況、すごく盛り上がりました。
佐野のフットスタンプ、ノーザンライトボムを耐えたヨネがラリアット合戦を制して、
蹴りまくってから最後はダブルキン肉バスター。イマイチ説得力はないフィニッシュでしたが、
佐野を最後は沈めました。佐野は素晴らしかったですよ。その頑張りが試合を白熱させました。
王者組にはブーイングも多いですね。でも、急遽なったようなところもあるので、私は生暖かく見守っていこうと思います。


メインはGHCヘビー、杉浦-真壁。杉浦2度目の防衛戦。
?2度目?って最初思いましたが、1・4ドームでやってましたね。
さてこの試合、真壁の極悪っぷりをいかにスギが退治するかってところだけが焦点。
しかもあくまで推測ですが、NOAHファンは勝って当然と思ったか、
数は圧倒的に多いはずなのに、声援では真壁・新日本ファンに押されてました。
もちろん!ブーイングは武道館に鳴り響きました。私も2階席最前列、思いっきりブーイングしてきました。
で、試合なんですが、内容的には、実にちゃんとした攻防が行われ、
真壁も本間の介入が1度、あと机・椅子は使ったものの、いつものチェーンは使わず、
流血もなければ、レフェリー不在…はちょっとあったけど、反則らしい反則はなし。
正々堂々とした試合が行われ、内容としてはさすがメジャーのパワーファイター同士、というものになりました。

さらに真壁は、発端がイス攻撃だったとはいえ、杉浦のヒザを集中攻撃、しかも様々なバリエーションを駆使。
決して一本槍ではないところを見せており、また終盤の粘りも特筆もので、
それで決まっておかしくなかったオリンピック予選スラムをカウント1で返す!
杉浦はそのヒザ攻撃のダメージで、何度もヒザを抱えてうずくまる場面が。
これはマズイな…と多くのNOAHファンが思ったところへさらに真壁の場外花道への投げ捨てパワーボム!
どうにか生還するも、ダメージ大、やばいな、と思ってましたが、
杉浦の一番の強みは打たれ強さとスタミナ。真壁の攻撃を潜り抜けると、ジャーマンやドラゴン、
そしてお返しのターンバックルへの投げ捨てパワーボム!
意地が見えましたね。絶対負けないぞ、という気持ちに身体もよく反応しました。

ところが、最終盤はコーナーでもつれる場面が多く、最後もスパイダージャーマンを見せた真壁が、そこからキングコングニー!
…のはずが、なぜかコーナートップで動かない。
まあ、スタミナ切れを起こした、ということにしておきましょう。
その止まった間数秒でしたが、場内のほとんどの人に「?」マークが。
そして杉浦が立ち上がって、蹴りを打つと、コーナー最上段からの雪崩式オリンピック予選スラム!
この一発は説得力十分で3カウント。
高校の後輩、浅田真央選手は銀だったけど、杉浦の一撃はキムヨナもびっくりの(?)技でした。
うーん。まあでもいい試合だったんです。真壁がまともにできるんだと、多くの人が思ったんでしょうね。
そして杉浦の強さ。つけめんCM出演中ですが、麺のコシ同様、芯の強さを見せました。

そしてインタビュー。インタビュアーがまるで見たことないおじさんでしたが、
実に滑らかなインタビューでよかったです。たまに日テレの若いアナは変なこと言うので。
そして杉浦の涙ながらの言葉(主旨)を最後に紹介して、観戦記第1回をおしまいにします。

杉浦「僕はもっとこの武道館をお客さんでいっぱいにしたい!
選手は本当によく頑張っています。だから、武道館にもっとお客さんが入ってほしい。
今日来てくれたお客さんたちには本当に感謝しています。よろしくお願いします!」

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NOAH武道館です!

2010-02-28 16:16:58 | weblog
今年初の武道館です。
かなり厳しい日程だとは思ってましたが、
今日は記録的に不入りのような予感です。

あと15分で開始とは思えない人数だし、
私の席は2週間前ぐらいに取ったのですが、一人だけとはいえ2階最前列です。写真手前の青い部分が電光掲示板です。


さあ、どんな大会になりますか。
客入らなくても熱い試合を!

防火・防災管理者講習②~講義とその他諸々編~(長文だよまた)

2010-02-28 00:24:42 | weblog
さて講義なんですが、
①で書いたように60分~70分ぐらいの講義が繰り返されるわけですが、
講義の内容がつまらないとか、講師の話や運営側がどうの、という以前の問題として、

受ける側のモチベーションが実際はかなり低い、という理由のためか、
寝た寝ないはまた別としても、2日間真剣に聞いて知識を得た、という人はどれだけいたか…
もちろん真剣に受けた人も多いはずですが、
私も会社指示で受けたようなものですし、実際「受けさせられた」「会社指示だから来た」という人が圧倒的に多いはずです。

特に、あくまで推測ですが、火や火気類を扱う職場、そして不特定多数の人が出入りする、なおかつ高層の職場(ホテルとかデパートとか)は、
相当消防からの監視、監督が厳しいはずです。
一般のオフィスなどから比べて、火事の可能性は格段に高いわけですから、
防火管理者の選任をしっかりやているか、相当言われてるんじゃないでしょうか。

で、選任しなくてはいけないから、会社は受けさせるわけで、
しかもそういう役目は下っ端に来ると決まっています。私の場合は総務部門にいるからでしたが。
ですから受ける人は圧倒的に若い人です。「管理者」って名前のつく資格で、
形式上は防火のために人を管理する立場なのですが、下っ端の人が受けさせられている以上は、
この資格というか防火、防災管理のシステムはまったく形式だけで終わるでしょうね。
資格を取った若い社員が、他の上司や従業員集めて訓練だの自衛消防組織だの運営できますか?
「忙しいからいいよそんなの」「火事なんか起こんねえよ」って言われるだけですよね。

話が脇に逸れましたが、
そんなわけで講義は結構寝ている人がいました。
ただし、2日目の講義終了後に効果測定、という名のテストがあって、
それに合格(一応20点満点で13だか14点以上)しないと補習がある、ということだったので、
そんなん嫌だと真面目に聞いていた人のほうが多かったとは思います。
とはいえ、内容的にはこれで眠くならないほうが不思議だという内容ばかり。
また、居眠りに対しても厳しい対応もなく、中途半端な印象。
居眠り許さないんだったら徹底的にやればいいし、
許すんだったら逆に試験を難しくして自己責任にすればいい。
「寝てる人は資格あげませんよ」なんて言ってましたが、まったく口先だけでした。

で、1日目の午後で1コマ、「実技」がありました。
とはいえ、消防設備についての説明や実際の使い方などを館内を見て回って説明を受けるもので、
講師の先生方が面白かったのは良かったし、普段見れないものが多かったのですが、
「実技」と呼ぶのはちょっと大げさかなと。
さらに「実技」は2日目にも少しあるんですが、これが①で書いた三角巾を使うもの。


ところがです。
この三角巾、事前の説明では講義で使うから、1人1つ持参するように、という指示でした。
また、会場の売店でも売っています。
私は東急ハンズの料理コーナーで自腹で買って持っていきました。
が、
使ったのはほんの2、3分だけ。頭に巻いたり腕に巻くマネをしたり、それだけでした。
何のために持参させているのかさっぱりわからない状態。
さらに、長さは指示されていませんでしたが、長いものが必要だったんです。
私は短いものを持っていってしまったんですが、最初からサイズを指示してくれよ!と思いました。
そういえばバンダナを持っていった人もいましたが、おそらく何か知ってたんでしょうね。
まあ、持っていったほうはいいでしょうが、長いタオルか布でいいですよ。チェックもされないし。

そのあたりも含めて、また進行役の人の説明不足なども併せて、なんだか不備の多い講習でしたね。
効果測定でダメなら補習、なんてのも一切事前説明はなかったし、
1日目受けて、2日目欠席しても3ヶ月以内なら2日目だけの受講OKというルールもその場で初めて知るものでした。
唯一受講者皆が心で拍手したのが、重いテキストを、1日目終わったら会場に置いていっていい、ということぐらい。
あと17:00までとあったけど2日とも実際は16:45ぐらいで終わったことぐらい。
会場の階の言い間違えとか、講義が延びても休憩時間は延ばさない態度とか、全然ダメでしたね。

そして退屈で仕方が無い講習がようやく2日間終わって、
2日目の最終コマで効果測定。前コマから休憩無しで突入。
時間20分、問題は20問、問題文の正誤を答えるだけです。
まあ正直、常識があれば15点は取れる内容でした。
ただ、満点は厳しいでしょう。いくらかは2日間の講義をパーフェクトに理解していないと無理な問題もありました。

それから運営側が採点し、その間20分ぐらい待って、
そして修了証を授与。とりあえず全員に授与。
でもそのテストで基準点いかない人は修了書と一緒に不合格のしるしみたいなのが来て、残ることに。
私は問題なく合格でした。でも1割近くの人が補習になったんじゃないですかね。
その居残りの中には、授業中爆睡してて、運営の人が注意しても起きなかった若い女性も。
点数じゃなくて番号チェックされて罰として居残りなんじゃねえのかな、なんて気もしましたが。
問題、回答とも用紙は持ち帰れません。

そして修了証をもらって帰りました。
私の隣は75歳のご老人でしたが見事に1発合格。
どうやら団地の管理上必要とのことでした。少し話をしたんですね。
2日間も一緒の机で勉強しますから、仲良くなっても不思議じゃないですよ。
でもなんとなく、ですが、飲食店関係の人やショップ店員、みたいな人は多かった気はします。

で、実に退屈な講習でしたが、
ためになる話も無かったわけではありません。
いや、普通に考えれば、全部大事な話なんです。
中でも感心したのは、
去年の高円寺かどこかで起きた居酒屋の火災(4人死亡)の話で、

「あの時、消火器を誰か一人でも使える人がいれば、あんなに人が死ぬことはなかった」
というものです。
つまり、誰も消火器を使える人がいないということなんですね。
即座に消せないから被害は広がったので。
確かに消火器、使えないですよね。また、火事になるとまず逃げようとする。
でも、もし使えていたら…ということなんですよね。
さらにあの件は、数年前の歌舞伎町の雑居ビル火災(44人死亡)同様、避難路が物で塞がれていたから逃げ場がなかった、
という事情も加わっています。


そういうこともあって、おそらく居酒屋火災以降、
飲食店ほか火を取り扱う店への指導が強化されたのではないかと思います。
その前にもドン・キホーテの放火とかもありましたね。
昔は店内での放火となるとトイレが主流だったが、今は普通にフロア内で火をつける人が多い、とのことでした。
なお、日本の火災原因で1位は圧倒的に放火です。
それを止めるすべはないし、どこの事業所でも火をつけられる可能性はあるから、
こういう資格がいるんですよ、防火をちゃんとしなさいよ、ということなんですね。
でも、私を含む多くの人が 「ウチでは火事なんて起こんねーよ」「避難訓練なんていらねーよ」 と思っているのもまた事実ですね。


でもあの歌舞伎町のビル火災も、原因は放火らしいですが、
ビルの中の店側に、ほんの少しでも「火事になる可能性」を考える人がいれば、
ああいう事故にはつながらなかったでしょうね。

そんなことを思いましたが、以上です。

しかし文章長い!!
なんでこんなに長い?
自分の文章の長さに呆れてます。
これだと読んでもらえないですね。だって、自分が他の人のを読んでも、長いと飽きるものもありますから。

マジで文章を書く仕事をしたいです。
すみません、やっと終わりです。