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4・10プロレスリング・ノア、ディファ有明大会観戦記!!大原のムイビエンな日。

2016-04-16 21:05:07 | プロレス
行ってきました、プロレスリング・ノア日曜のディファ有明。久しぶりの日曜ディファでした。
少しおそくなりましたが観戦記です。

この日は12:00からノア、16:00から新日本両国国技館。はしご観戦です。新日本に誘ってくれた後輩がノアにも同行。
ディファ、着いてカレー買ったら「残り2杯」の表示が。食べれてよかった。後輩は初ディファでした。
動員は、さすがに休日ってことで北側ひな壇はオープンでしたが、南側は後ろ3列ぐらいカット、
キャパ全体からすれば6割程度の入りでした。まあそのあたりはいいです。でもね、いわば本拠地ディファですよ・・・?
カードが日程がどうだろうと、もう少し入ってほしい・・発表で528人・・・
しかも多くの人が待ち望んでいる「NOAH対決」が軸の日だったのに・・・

試合振り返ります。12:00開始、14:30終了でした。
第1試合からいきなりメイン級、GHCジュニアヘビー級選手権挑戦者決定トーナメント。
最初は原田vs小峠です。3.19、4.5と興奮を巻き起こしている4人が今度はシングル対決。


この大事なカードが去年から何度か行われていますが、組んでも戦ってもやはりこの2人はいいものを見せてくれます。
かなりのテンポの速さでしたが、やや小峠優勢、お互いに技を切り返し、先を読み、という目まぐるしい展開。
小峠はキルスイッチを防がれ、丸め込みでも3カウントが取れず、逆に原田のエルボー、ニーアッパー、片山ジャーマンの前に沈みます。
もう少しじっくり見たかったですね。やや勿体無い。それでも2人の動きの良さは堪能しました。原田が決勝進出。
時間も5分ぐらい、打撃が多くなく、原田とすればさほど疲れはなかったかも。


第2試合はケンオーハラ対決。去年12.23大田区でも爆発した対決再び。
第1試合とは打って変わっての打撃中心。大原は各種ジャベも披露。しかし実力では拳王が1枚上・・・


拳王はパートナー対決でそこまで?!って感じでコーナートップからのダイビングフットスタンプオンザテーブル!!


激しい試合になりました。決勝のことは考えず、目の前の敵を狩るのみ。短期決戦に向かった原田小峠が悪いわけではありませんが、
試合としてはこちらのほうがはるかに盛り上がりました。拳王は新宿で小峠に負けた時のような展開で、
あと一歩羅喉が決まれば、ってところまで行って、大原のムイビエンクラッチに敗れます。
大原のムイビエンクラッチは複雑な入り方をする分、ちょっと見てるほうには技の入りから完成までの時間が気にはなりますが、
大原がこの厳しいジュニア戦線を勝ち抜くために使い始めたこの技、切れ味は十分でした。拳王を撃破。
しかしダメージが大原は大きすぎました。拳王の攻撃でボロボロ、どうにか逆転でつかんだ勝利でした。
フットスタンプを食らいまくった大原、わき腹を押さえて退場、この状態で決勝は大丈夫かと心配になるくらい・・・


第3試合は北宮vs熊野。
なお、この日は夜も新日本を観るため、スマホの電池節約に走りました(笑)写真はあまり撮っておりません。
↓ヘンな構図ですねこれ。決してリングサイドの女性カメラマンも撮ろうとしたわけではありますよ。


ここ数年は幾度と無く序盤戦を沸かせてきたカード。どうやらその集大成となった試合ですね。実力は北宮がずっと上でしたが。
両者の気持ちのぶつかり合いでしたがそうなると体格で勝る北宮は優位。熊野も食らいつきましたが・・・
ただ、試合の流れとしては、似たような攻防、エルボーやブレーンバスターおよびその掛け合いが多く、
もっと濃縮できただろう、と言いたい面も。やや両者とも、相手があってこそ光るプロレスをするだけに・・
最後は北宮が攻めるところを熊野が見事な丸め込み!この切れ味はよかった。しかし3カウントならず、最後は北宮スピアー。
バックステージでは北宮は「北宮光洋としてはこれが最後」と言い、翌日新リングネーム「マサ北宮」を発表しました。
師匠であるマサ斎藤のマサですね。その気持ちは買い。しかし名前変えてもプロレスが同じでは意味が無い。変身後の北宮に期待。


第4試合はジュニア8人タッグ、小川&石森&玄藩&清宮vs金丸&TAKA&タイチ&デスペ。
いやー、面白かった、の一言に尽きる。鈴木軍コントも定番になってきてお客さんの怒声もほぼなく、
小川はいつもの小川無双。練り上げられた攻防にうなってしまいます。玄藩太鼓も長々やってからこれまた決まる。
ただ玄藩はその後金丸に捕まり最後は負け。ツバを巡る攻防からでした。玄藩が金丸に向けてツバ発射しようとすると、
金丸は玄藩の顔をレフェリーに向け、レフェリーにツバが誤爆。レフェリー悶絶、その隙に金丸が急所蹴りからタッチアウトでした。
でもそんな楽しさ満点の試合でも石森がキレのある技で、清宮がフレッシュなファイトで沸かせました。清宮はドロップキック、ミサイルキックのタイミングが良くなってる。


休憩前に?休憩中に?ちょっと手順がおかしかったがグローバル・タッグリーグ参加チームの発表。
発表順は忘れたが、KES(アーチャー&スミスJr.)、みのる&飯塚、杉浦&ベンジャミンが鈴木軍から。
杉浦ベンジャミンは存在自体が反則だと思う。優勝してもらって、KESとのGHCタッグが見たい。
NOAH勢は丸藤&矢野、中嶋&北宮、ヨネ&ストーム、谷口&潮崎。ほぼ予想通り。
そして当日は他団体大物とだけ発表になったが、これが新日本の天山&小島、テンコジです。
天山が夜の両国でNEVERシングルに挑戦する都合だったのでしょうかね、発表は翌日でした。
以上8チーム。順当というか濃縮というか、サプライズ無しというか平均年齢高いというか(笑)
1ブロック制になったことで、KESと各チームが当たれるのはいいですね。
4.21後楽園で開幕、5.3後楽園までの勝敗で1位2位を決め、5.4後楽園で優勝決定戦です。もちろん後楽園3つ行きます。

休憩では自由が丘プリンセス改めJPRがミニライブ。セトリが前と同じ。アイスリボン2・4川口でも観ました。
ダンスうまいです。JPRになっていろいろリニューアル。また来てね。



第5試合は休憩明け。マイバッハ&彰俊vsヨネ&ストーム。
ヨネとストームが意気投合しチーム結成。入場時にはポーズまで決めました。タイプもスタイルも違う2人だけど、どういうチームになるか。
試合はちっとも面白くなかったので特になし。ストームが彰俊に勝利。彰俊の扱いがひどい。GTLに名前もないし。



セミはNOAHvs鈴木軍ヘビー頂上決戦6人タッグ。丸藤&潮崎&勝彦vs杉浦&みのる&飯塚。
勝彦を杉浦戦敗退後もメイン級でずっと使ってくれてるのはいいですね。場外戦も多い序盤はNOAH勢も圧倒されますが、
この6人の試合ですから中盤以降はリングの上で濃密な攻防が繰り広げられます。
特に丸藤とみのるは前も書きましたが進化した攻防を見せ、お客さんのどよめきを引き出します。やっぱりこの2人は最高よ。
しかし今の軸は杉浦と潮崎。かつてのライバルが立場を変えての激突。
エルボーとチョップの攻防は激しいばかり。潮崎と丸藤のチョップがキレてる日でした。
潮崎が杉浦を圧倒する場面は無かったが、徐々にエンジンはかかってきた。


杉浦の雪崩式ブレーンバスターもきれい。


最後は勝彦、丸藤のアシストを受けてからの潮崎がラリアットで飯塚をピン。
マイクでベルトをNOAHに取り戻すと宣言。NOAHファンには複雑な気持ちを抱く人も多いと思うけど、潮崎も、そして団体も走っている・・・



そしてメインはジュニアヘビー級挑戦者決定トーナメント決勝戦、原田大輔vs大原はじめ。
大原は腹にグルグル巻きのテーピング。さらに原田のほうが先に1回戦をやっていたため、インターバルも原田が長い。
圧倒的原田優位の状況でスタート。セコンドにはそれぞれのパートナーが。


果たして試合は原田が攻め、その度に大原が脇腹の痛みから苦悶の表情、悲鳴を上げる展開。てか大原は満足な攻めもできない。
大原がムイビエンクラッチを狙っても原田はそれを徹底防御。打撃では一日の長がある原田が優位に進めます。
大原もケブラドーラ・フロウジョンやバックブリーカーからの腰攻め、フィンランド式フォアアームなどで反撃するも、決定打は出せず。
終盤には原田がここ一番で出す、カウンターのダブルニー!!これはいつ見ても驚愕の一撃。
エルボー、ロープの反動を使ったジャーマン、ニーアッパー、担ぎ上げてからのニーアッパー、原田がフルコースで攻めます。お客さんは7割がた大原支持。
悲鳴が上がり、大原コールも大きくなりますが、原田勝利は時間の問題でした。
それでも、諦めていなかったのは誰あろう大原自身でした。片山ジャーマンをこらえると、原田が再三防御してきたムイビエンクラッチを三度目の正直!
今度はガッチリ原田を捕獲し、大逆転勝利!!大原がついにムイビエンなシングル勝利を作り上げました。
それにしても今回もまた物凄い攻防でお客さん沸きっぱなしでしたね。この4人の攻防はお客さんも盛り上がる!!

原田はまたしても詰めを誤った・・いや、今回もまた大原の執念が上回ったということでしょう。
原田に油断は無かった、ムイビエンクラッチは何度も回避していた、試合は圧倒していた。しかしこの日は大原でした。
(ちなみに今だから明かしますが、私は最近ずっと原田のファンです。だから3.19あたりからずっと原田を応援していました)

さて試合後はもはや立つのも精一杯の大原がマイク。声を出すのも苦しいはず。それでも「金丸出て来い!」と挑発。花道奥に金丸。


金丸は「お前はベルトは取れない、正々堂々やってやるよ」と大原に言い放ち、持ってきたベルトで、痛めた脇腹を小突く。
大原は「俺は絶対に諦めない。他の3人の思いも背負ってベルトを取り返します。今日も、ムイ・ビエン」で締め。


こうして熱狂のメインが幕を閉じました。
やはりジュニア4人のトーナメントが面白かった、いい大会でした。
3.19でまたしても屈辱にまみれたNOAHですが、この新年度開幕のシリーズは、潮崎の連勝街道、
そして何よりジュニア4人のタッグ・シングルでの激闘で再びいい流れをNOAHにもってきたと思います。
今が旬のこの4人をフィーチャーし、GTL前に団体がキッチリ売り出したことが良かったですね。あとは動員に結びつけばいいのですが。
4.5、4.10と6日間で2日観戦しましたが、改めて原田小峠拳王大原の凄さを感じました。
ややフィニッシュが全体的に大逆転、って流れになりましたが、一方で研ぎ澄まされた攻防、スピードとパワーの融合、絶対に諦めない気持ちなどが存分に伝わり、
改めてこの4人のプロレスのレベルの高さを示したと思います。
だからこそ前シングル王者の石森も、若手の熊野も負けていられないはず。彼らの巻き返しにも期待しましょう。
もちろんベルトを持っているのは鈴木軍の金丸。他の鈴木軍ジュニアも黙ってはいないでしょう。コント要員では勿体無いメンバーです。

次はGTLが4.21後楽園で開幕。5.3&4の後楽園ホール2daysを経て、
5.28大阪府立第一でビッグマッチです。どんなカードになるでしょうか。どんな大会になるでしょうか。
まず杉浦vs潮崎のGHC戦が発表になりました。


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