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11/30たむらぱんライブ@SHIBUYA-AX(ゲスト:私立恵比寿中学)(セトリ有)

2012-12-02 23:36:29 | 音楽
11月30日のたむらぱんライブ@SHIBUYA-AXの感想です。
セトリは下のほうにあります。

SHIBUYA-AXは6月のデビュー5周年記念記念ライブを行った渋谷eggmanの近くで、
その時原宿からAXの前を通って行きましたが、今回も同じ。
19:30からなので余裕こいてたら結構いい時間に会場入り。19:20ぐらいでした。

会場の感想は意外と小さい、です。
ZeppやBLITZあたりと比べると小さいような気が。

そして何より当日、まさかの着席エリアが。
今までたむらぱんのライブは(アコースティックを除いて)オールスタンディング。
遅くに入ってしまった私は後ろの立ち見エリアで見ることに…

そんな着席エリアがあるとは全く知りませんでした。
少なくともチケットはそういう売り方じゃない。
で、後ろは余裕があるものの、当然ステージからは遠い。
背が高いのでステージの足元までよく見えたので、
見えなくて困った、ってことは全くないのですが、
ここで少しテンションが下がってしまいます。
遅かったのが悪かったので、自分のせいではあるんですが…

なぜだろう…
オールスタンディングにすると後ろがスカスカになるのを避けたか?
で、そのせいか何かわかりませんが、盛り上がりの点でどうだっただろう…?

さらにこの日はアイドルユニット、私立恵比寿中学がゲストで登場。
それ自体がどうのこうのより、たむらぱんが3曲やった後に出てきたので、
流れがブツ切りにされてしまった感があります。

おまけに、ニューアルバム『wordwide』のプロモーションでのツアーながら、
アルバム曲でもやらない曲まであり(他会場ではエビ中の部分にアルバム曲が)、アルバム以外の曲も8曲、
悪く言ってしまえばまとまりのないステージになってしまいました。
また、後から他の会場でのセトリに比べてアンコールが1曲少ないことも判明。


例外尽くし、そして自分としてはやや乗り切れないライブでした。
なもんで、ひょっとしたら私のこのブログは不快に思われる人もいるかもしれません。
ただ、思ったことはストレートに書かせていただきます。


19:30丁度のスタート、これはよかったです。
ノリノリの3曲を立て続けにやったけど、『ジェットコースター』を3曲目にやるのは…
そして恵比寿中学登場。
びっくりしたのはエビ中のステージなのではなく、たむらぱんとエビ中の共演だったこと。
たむらさん踊っていました。エビ中は若いし、みんなキャラ立てようと必死で可愛かった。
一人、ショートの子かな、一番いいと思いましたね。でも自己紹介とライブでのノリにはついていけませんでした。
そして、エビ中のファンはほとんどが立ち見フロアに。着席エリアは静かだったように見えた。
『大人はわかってくれない』はいい曲だと思いました。2曲ともたむらぱんっぽいカンジでよかったです。

そして『ふれる』からアルバム曲を続けるかなと思ったら、
意外に『ラフ』『ゼロ』『十人十色』と過去曲を。
でもこの3曲はたむらぱんの良さが最大限出せる曲だと思う。
特に『ラフ』『ゼロ』はライブでよく演奏されるけど、本人も好きなのだろう。

MCは多かった印象がありますが、アルバムのコンセプトの「言葉」についてや、
人と人との関わり方など、やっぱ哲学的な思想論的なところが多かった。
それはそれで面白かったです。


今回のライブの一番はやっぱり、アルバムの中心曲『ぼくの』『でもない』を、
立て続けにやったところでしょう。この構成は意外でした。
その2曲はもう本当に涙が出そうで、カラダはずっとゾクゾクするし、
歌声が、言葉が本当に心にしみこんでいくカンジとはこういうものなんだと実感しました。
『でもない』はCDではsingo2さんのラップが入ってますが、ライブではCDにはない間奏が。

いろいろ不満も書いたけど、このあたりでは本当にこの日、来て良かったと思いました。

さらに、途中(どのタイミングだったかは失念)でメンバー紹介、さらにメンバーから一言、
ってのをやりました。これも今までにない試み。
生声が聞けて面白かったですね。たむらぱんはシンガーソングライターであり、
バンドメンバー6人を加えた集合体であり。私はドラムの人が好き。幅広いドラム屋さんです。


そして後半はノリのいい曲中心で。期待した『フォーカス』は登場せず…(苦笑)
『でんわ』『知らない』『おしごと』はアルバムでも印象強い曲ですね。
本編ラストに『直球』。終わってはじめて、「あ、これがラストだったんだ」とわかりました。
アルバムではピンと来なかったけど、ライブでは盛り上がりますね。

アンコールはいつも通りの早さ。男性はたむらぱんデザインのTシャツを着て登場。
定番『責めないデイ』そして大ラスに『SOS』で終幕。『SOS』は…まあ…
21:40終演、いつもよりやや長めでした。

しかしツアー最終日でしたが声は絶好調だったんじゃないでしょうか?
いつもより更に磨きがかかっていたような。素晴らしい歌声、これがたむらぱんの真骨頂ですよね。
例外も多く、不満もあったけど、いいライブだったことは間違いありません。
そしてたむらぱんがいつも楽しそうに歌う、楽しそうにステージをするので、
見てるこっちも楽しくて嬉しいんですよね。いい空間が出来上がるわけです。


終盤、手拍子を大きな音でやっていたら、前に立ってる人が「どうぞ」って譲ってくれたり、
(てかたぶん「おまえうるせーよ」って思われた)
エビ中のファンの人がエビ中の出番が終わっても帰らず後ろで聴いていたのはよかったけど、
ずっとスマホいじりっぱなしだったり(さすがにこれはマナー違反で、光も出るから、隣の人に注意されてた)、
そんなこともあったけど、

月末の金曜を楽しいライブで過ごせました。
次のライブの告知も何もなかったけど、また会える日を、こちらも楽しみにしています。


 

<11・30 SHIBUYA-AX set list>

1.ヘニョリータ
2.スポンジ
3.ジェットコースター

【私立恵比寿中学と】
4.結果オーライ
5.大人はわかってくれない

6.ふれる
7.ラフ
8.ゼロ
9.十人十色

10.ぼくの
11.でもない

12.new world
13.ハイガール

14.でんわ
15.知らない
16.おしごと
17.直球

EN
1.責めないデイ
2.SOS

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4 Comments

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こんにちは (Unknown)
2012-12-03 08:28:52
はじめまして。
いつもライブレポ、楽しく読まさせて頂いています。
私もAX行きました。
椅子がある事は事前に知っていて、番号もAの100番台だったので、定刻に行って半分より前の席を確保でき、個人的には盛り上がれました。
逆に、椅子が無かったら、フロアはカオスになっていたと思います。
他の会場と違ったのは、ゲストが居た事と、「はだし」「バンブー」がカットされた事だけでしたが、アルバム発売後のツアーという雰囲気は、他の会場の方がありました。
AXでは、ビデオカメラも入っていたので、今後、この共演をCD特典にしそうな悪寒はします…
アルバムの内容も、ツアーの基本的な構成も、良いとは思いましたが、運営側はもっと普通のやり方で売りだして欲しいと思っています。



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れす (あべしん)
2012-12-03 20:42:25
>名無しさん
コメントありがとうございます。いつも読んでいただけるなんて感謝です!!

椅子のことは自分の情報収集不足で仕方ないんですが、いつもオールスタンディングなだけに…やっぱライブは早めに会場に着かないと(笑)

他の会場も観に行かれたのですね。
それはうらやましい…

音楽や個性などは素晴らしいのですが、どのポジションでどうしたいのか、そこはちょっとわかりづらいですよね。
ライブアーティストではないので、ライブをあまり批評するのもどうかな…と思いましたが、ちょっと変化球が多かったような気がしました。

それはさておき、今後もご愛顧ください。
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お疲れ様です。 (ばーにんぐK)
2012-12-04 01:07:09
今回のあべしんさんの東京ライブ感想を読みますと、確かに乗り切れなかった編成だったかな…と思いました。
19曲すべてたむらぱん独自曲だった大阪ライブは文句無く楽しめましたが…。
バンドメンバー紹介は大阪でもありました。ドラムの人が大阪住まい経験がある、とか、コーラスの人が大阪の人に見られるなどの話で沸きました。
楽しそうに歌い踊るたむらさんと、素晴らしく奏でるバンドの方々。それぞれのプレイを見るだけでも楽しい。
なんだかんだ意見あっても、今後も観続けたいですね!
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れす (あべしん)
2012-12-04 21:26:08
>ばーにんぐさん

ええ、ノリ切れませんでした。いろんな意味で。
恵比寿はオープニングアクト、でよかったじゃないのと思いましたね。
メンバー紹介、良かったですよね。ちなみに私がたむらぱんライブに初めて行った2008年末にはまだ、コーラスと右側のキーボードの人はおらず4名編成でした。

好きなもんで、だからこそ不満もあります。
でも、また必ず観に行きたいのは間違いありません。

次のライブが楽しみです。
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