デラシネ(deracine)

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4・16プロレスリング・ノア『SEM.ex』新宿FACE大会観戦記。

2014-04-20 21:23:23 | プロレス
少し時間が経ちましたが、4月16日に行われたプロレスリング・ノアの別ブランド(デスブランドではない)、
『SEM.ex』新宿FACE大会の観戦記です。
土日の後楽園、山梨に次いで水曜新宿、5日間で3日もNOAHを見ることに・・・


さて今回はたまに行われる若手中心の興行『SEM』に『.ex』とつけているから、
セムとも少し違うぞ、ということなのでしょう。今回はヘビー含む所属全選手や、
参戦中の中嶋、あるいは外国人も登場しました。
(ところで『NEW CREW』はどうなった(笑))

そのコンセプトはさておき、
ノアが別ブランドとはいえ、新宿FACEで大会を行いました。
このことについては批判的な意見も多いと思います。
事実、KENTAもケータイサイト『プロ格DX』の日記で批判的に書いていました。
超えてはいけない一線があると。確かに選手の側からすればそう思う人も多いはず。


私は『SEM』ならばギリギリありなのかなとも思いますし、
平日の夜ということを考えればディファ有明も適当ではない・・・
しかしかつてはメジャー団体であったことを考えれば、団体としての矜持はどこいった、
とも言いたい。でもそんなことに拘ってる場合でもない、なりふり構っている場合でもない、
それも確かなところです。
ただ、個人的には会社からの帰宅線上にある新宿は行きやすい。
乱発はいけないけど、これはこれでアリなんじゃないか、そう観戦後思いました。

私は東新宿駅から歩き、歌舞伎町の裏から新宿FACEへ。ここは3度目。
ライブハウスと同じ感じの会場で、入場時にはドリンク代500円を取られます。
それは納得がいかないけど、仕方なし、缶ビール1つ持っていって、会場のビール飲んだ後に、
そのカップに缶ビールを注いで飲んでました。オヤジくせー

観客は満員。当日券も出るということで動員を心配していましたが、
とりあえず一安心。超満員発表もまあ、OKでしょう。キャパシティは400ぐらいあるんでしょうかね。
しかし大会は長かった。19時スタートの後なぜかアナウンス講座があり、試合は19:20頃スタート、
終了が21時50分頃でした。これは反省点でしょう。
しかし試合はどれも面白く・・・通常のNOAH興行ではなかなかないものを見ることができました

本題に入るまでがこのブログの悪いところです。


開始前のアナウンス講座は、若林健治アナウンススクールの方々が登場、
さらに若林アナ本人も登場!涙が出る!!
さすまた持ってきて、アナウンス講座をして(NOAH中山レフェリーにヨネも参加)、
馬場さんの思い出を語っていきました。
企画自体はつまらない上に、私を含めてお客さんは、「早く試合やれー」と声なき声を発しておりました(笑)
でも若林さん最後に「NOAHが一番です!NOAHが一番です。NOAHのお客さんが一番です!」と言ってくれました。
若林さんの実況をまた聴ける日が来るのか来ないのかはわかりませんが、
その言葉をいただけただけで、若林アナがまた好きになりました。ありがとうございます。







第1試合では玄藩vsクレイジー。クレイジーは小さいお子さんと踊りながら登場。
いきなり早口言葉をして先のアナウンス講座への対抗心?をアピールする玄藩。
試合はクレイジーの空中技が冴えました。天井を気にしていたけど。玄藩もいつも通りのファイト、
そして昇龍玄藩にいこうとする時には腕キッスを四方にしてから!これ結構カッコいいなと思いました。
最後はクレイジーのソルプレッサ。昇龍玄藩にいこうとするところで、決めました。


第2試合では女子プロレス。
NOAH初、とか書いてた人もいましたが、旗揚げすぐ後ぐらいに地方で女子提供マッチ(NEOだったか)が行われています。
だから初じゃない。カードは華名vsラビット美兎。
ラビット選手の身長が低く、ロープワークにすら苦労しているのがどうにも・・・
華名も特に見どころはなかった。勝って当然の試合だったと思う。でも裏拳とかもっと「入れ」ようよ。
最後は華名が腕を極めて終了。発表ではオモプラッタと書かれてましたね。
女子の試合は混成でやらない限りあっていいと思うけど・・・


第3試合は石森vs大原。
去年博多ではこれがGHCジュニア選手権だったことを考えれば・・・
でも面白かった。決着こそ大原のレフェリー暴行で反則も、この2人のプロレスのうまさ。
技の回避や切り返し、見ているほうがうなる攻防がありました。
石森は腰を気にする様子が度々あり、大原もムイビエンに行こうとしますが石森も回避。
石森は風無双も決めたけどそこから先が攻められず、、、ただ途切れることのない2人の攻防には場内沸きましたね。
それだけに決着は惜しいものがありますが、大原がヒールの現状からすれば仕方ない。


第4試合はこの日の心のメイン、コルト・カバナvs菊タロー。
アメリカでも実現しているらしいカード、ついに日本初対決でした。
そしてこれが期待を全く裏切らぬ抱腹絶倒の試合に!開始前からTシャツ脱ぐ脱がないで魅せる両者、
菊ちゃんが畳んだTシャツを再び着た時は思わず「着るんかい!」とツッコんでしまいました。
というか、文字にするのが非常に難しい試合、レフェリーまで巻き込んで繰り広げられる数々の名?迷場面に、
場内はとにかく笑いっぱなしでした。
最後はコブラクラッチを落ちる、落ちないと菊タローがやった後、観客からの拍手を要請してカバナの腕を叩くも、
気がつけばそれがタップアウトの合図になっているという超絶芸(笑)
とにかく、映像で観てほしい!!そしてこんな面白い試合、もっと観たい!!
終了後には菊タローが英語でカバナと会話。感心する場内、さらに観客にはカバナを讃えるマジメなマイク。
この日「口上」は見られなかったものの、存分に菊タローの、そしてカバナの世界を堪能しました。
写真もたくさん撮りました。






これは急所攻撃の連鎖で皆悶絶しているところ。よく見ると中山レフェリーまで(笑)







第5試合はヘビー級など主力選手によるバトルロイヤル。
出場は森嶋、丸藤、中嶋、KENTA、杉浦、小川、マイキー、シェイン、ヨネの9人でした。
これは序盤KENTAと丸藤がやりあう場面もあったり、マイキーと中嶋が結託したりと面白かったです。
さらにシェインがKENTAを押さえ込む場面もあり、シェインは山梨に続いてKENTAに勝利(!?)
小川が早く退場が残念、マイキー、中嶋の頑張りが目立ったかな、でもその上にはヨネ!!
とにかく最近動きがいいヨネ、素早いキン肉バスターで勝利、ホテルディナー付き宿泊券をゲット!
たまにはこういうのもいいですね。普段とは違う選手の顔が見られます。ヨネは好調ですなー


シェインがKENTAを押さえている様子。というかKENTAの三角締めなんだけど、この後マイキーも加勢して押さえ込み3カウント。





第6試合ではマイバッハ谷口&拳王vsIWAジャパンの「UMA軍団」宇宙人間グレイ&ゴム人間withハル・ミヤコ。
NOAHのリングに宇宙外生命体というか何やらオカマっぽいのと、ゴムで腕が伸び縮みするレスラーが参戦。
かつてはIWAジャパンのリングでいろんな物体?選手?レスラー?が出てきましたけどね。
ゴム人間のゴム攻撃では拳王が悶絶、最後はマイバッハがあっさり2人を同時にマイバッハプレスで圧殺。
ハル・ミヤコはそんなに面白いと思わなかったけど、スタイルがメチャメチャいいなーと思いました(笑)
浅野社長も来ていたとの情報もありますね。



セミではクリス・ヒーローvsザック・セイバーJr.のシングルが実現。
これはもっと大きな会場で見たいカード。海外でも高評価のカードのようです。
とにかくじっくりと楽しむカードでした。派手さはないけど、腕の取り合い、足の取り合い、
ザックが蹴ればヒーローはエルボー。終盤には意地のぶつかり合いにもなり、
徐々にヒートアップしていく、これぞプロレスといった内容。
技術も気持ちも素晴らしい両者。ただ見とれるばかりでした。最後はヒーローのローリングエルボー。
終了後はお互いに健闘を讃えあい、場内からは拍手が鳴り止みませんでした。
何度も見たいし、これがゆくゆくはNOAHの頂点を争うカードの1つになってもいい・・・そう思いました。





メインは原田&北宮vs小峠&熊野。
GHCジュニアの前哨戦でもあり、SEMということで若手中心のメインとなりました。
ただ、この試合が始まったのが21:30ぐらい?さすがにある種の「飽き」がきました。
それでも4人の激しい攻防には引き込まれました。ざっくり言えば原田vs小峠、北宮vs熊野のマッチアップで進んでいたように思います。
原田はキルスイッチ狙い、小峠は片山ジャーマン狙いと心理戦も続き、大阪での激闘を予告(もう終わったけど)、
北宮と熊野もお互いの意地をぶつけ合い、熊野はフィッシャーマン、さらには各種切り返しで初勝利へ進む。
北宮も逆エビで、水車落としで熊野を攻め込み、最後は最近のフィニッシュ技、ジャーマンで勝利。
4人の激闘でメインは締まりました。長かった大会の最後でしたが、観客席も盛り上がっていたように思います。
最後に原田がマイク、そして北宮に締めを託して、北宮が挨拶して終了。
私はエレベーターではなく裏側の階段から帰りました。






以上です。面白かったですね。いろんな試合があり、いろんな企画があり、
小さい子が(カバナvs菊タローの時)ちょっと空気を読めない(笑う試合、という趣旨に沿わない)声援をしたり、
メインではいい大人が酒飲んで?大きな声を出してるのもあったりしましたが、
総じて会場は良い雰囲気で、私も非常に楽しむことができました。
最初に書いたとおり、新宿FACEでやることの是非はありますが、
たまにはいいのかな、と思いましたね。でも日程は考えてほしい・・・
今のNOAHはそうやって足しげく通うファンによって支えられているだけに・・・


さて、5日間で3度というNOAH観戦、いずれも面白かった、楽しめました。お金もたくさん使ったけど(笑)
試合のクオリティもよく、つまらない試合はほとんど無かったですね。

選手も団体も頑張っています。
頑張っている以上は、それを応援するファンが必ずいます。
雑誌だかムックだか知らないが、プロレスを好きでもない連中に悪く言われる筋合いはない。
もちろんNOAHが改めるべき部分は改めないといけない。私は盲目的にNOAHを肯定することはありません。
逆に盲目的にNOAHを批判もしません。会場に行き、試合を見て判断します。
終焉とか、雑誌ごときが決めるものでもない。それをできるのは団体だけです。
もちろんそうならないように、ファンは応援するのみです。

この新宿が、私の前の年齢では最後の観戦となりました(もう自分から年齢を言うのがツライ歳になった(笑))。
次回観戦は5月17日後楽園ホールです。
昨日は大阪でGHCジュニア、原田が小峠を相手に防衛、
今日は永田がGHCをマイバッハ相手に防衛。タッグリーグも混戦です。
これから先も楽しみです。


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今日も逆転で3連勝!ゴメス5打点、岩田に初勝利プレゼント。

2014-04-20 18:36:38 | 阪神Tigers
今日は小雨降る甲子園でしたが勝って3連勝、ヤクルト3タテです。

岩田が初回からフラフラ、2回まで3失点。
昨日の榎田のように不運で片付くとこもなく、よく打たれました。
ただ、打線が奮起。
初回鳥谷、2回田上とタイムリーが出ていったのが良かったですね。

しかし岩田は5回にバレンティンに打たれて4失点目。
ところがその裏に満塁からゴメスが走者一掃のタイムリーツーベース!
これでなんと逆転。岩田はゴメスのおかげで勝ち投手の権利が発生しました。

ゴメスは6回にもタイムリー。鬼神です。今日2安打5打点。
ヒットが高い確率でタイムリーになる、4番らしい働きです。
その前に鳥谷が四球で出ているのも見逃せません。上本、大和もしかり。
打線が線になっていればやはり勝利は近づいてきますね。

ところが8-4として楽勝ムードから一転、加藤が2発食らい、福原も食らい。
8-7として呉昇桓3連投となってしまったのは反省点。
今日は勝ったからいいけど、これから先これでは思いやられる。
巨人、中日あたりはそれでは勝たせてくれない。

とはいえ最後はオスンが締めて勝利。
岩田が奇跡的な今季初勝利。次はしっかり投げてほしい。
梅野は初の先発マスク、これを機に成長すればいいですね。

深刻なのはマートンの状態です。
今日はゴメスが敬遠されて勝負、という状況までありました。
凡退の内容が悪いですね。修整してほしい・・・

チームは広島連敗からの3連勝。貯金も5まできました。
火曜日からは怖い中日戦@ナゴヤドーム。
まずは初戦取りましょう。


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