■潮風の少女 / 堀ちえみ (キャニオン)
掲載したのは堀ちえみが昭和57(1882)年春に出したデビューシングル盤で、なかなかイノセントな雰囲気が滲むジャケ写は、かなり当時の彼女のイメージに近かったかじゃ~ないでしょうか。
と書いたのも、実はサイケおやじは彼女が正式にデビューする前、所属事務所のオーディションで前年にスカウトされ、いよいよアイドルとして活躍するためのレッスン期間中の堀ちえみに会った事があるからでして、もちろんそれは、ちょっぴりの仕事関係から業界の知り合いによる手引き(?)だったんですが、その時の印象として、可愛いけれど、こんなに純朴な女の子が、芸能界でアイドルなんてやれるのかなぁ……?
そんな気持にさせられましたですねぇ~。
しかしもちろん、今となっては、そんなサイケおやじ危惧(?)なんか、笑い話になる他はありませんし、現在でも活動している彼女は結婚と離婚を繰り返し、確か7人の子持ちになっているのですから、性根が据わっているとしか言えませんが、それにしても、このデビュー作は鮮やか過ぎるでしょう♪♪~♪
なによりも「白」が当時の堀ちえみのイメージカラーであり、それがA面曲「潮風の少女」にもジャストミート♪♪~♪
失礼ながら、当然の様に歌唱力がイマイチな彼女が、直向きに演じられるように企図された楽曲は作詞作曲:松宮恭子、そしてアレンジが鈴木茂という、本格プロ仕様がニクイばかりです。
ただし残念な事に、このデビュー曲はそれほどの大ヒットにはならず、以降も歌手としての存在感は、それなりではありましたが、ご存じのとおり、彼女は翌年になってテレビドラマ「スチュワーデス物語(TBS)」に主演し、おちこぼれスッチー役で大ブレイク!
現在でも、「堀ちえみ=ドジでノロマな亀」が強い印象として刷り込まれているみたいですが、それもこれも、全てはデビュー当時の無垢な雰囲気の良さがあればこそ!?
そんな気がしています。
しかも彼女が15歳で芸能界に入った頃には、ライバル的存在として松本伊予、小泉今日子、中森明菜、早見優、石川秀美、等々の凄い顔ぶれが華を競っていましたからねぇ~、とてもじゃ~ないが、普通のプロ意識ではやっていけなかったはずで、すると二十歳での引退から子沢山のママドルになっている現在を思えば、相当に「しぶとい」のかもしれません。
ただし、そんなところを億尾にも感じさせない佇まいの良さが、堀ちえみの真骨頂と思います。
ということで、どうにも春になると思い出すのが堀ちえみ、と書けば、サイケおやじのスケベ心も見透かされているんでしょうねぇ、それは自覚しておりますが、しかし好きとか、愛しているとか、そんな感情を彼女に抱いたことは全くありません。
なんとなく普通に、典型的なアイドルをやり、少子化に敢然と立ち向かい、そして現在のコテコテしそうで、実はアイドル時代とそれほど変わらないナチュラルなフィーリングを持ち続けている堀ちえみが、記憶と印象から消えないというだけの話です。
こういうのが、良い思い出ってやつなんでしょうかねぇ~~
コメント、感謝です。
甲斐智枝美と堀ちえみ、確か同じホリプロ所属でしょう。
二人共、歌よりはドラマの世界でブレイクし、水着姿とかも素人っぽさと男好きのするムードがありましたですねぇ~♪
甲斐智枝美は哀しい最期が……。
それを思い出すと、せつないです。合掌。
CDをかけている機械が壊れたのかと思いました。
今、聴いていてもやはり目がまわります。
音程がかなり狂っているせいです。
次曲「タッチ/岩崎良美」でやっと目眩がなおりました。
アイドルというのはこのような例が多いのですが、ここまで来ると流石の私も我慢出来ませんでした。
それでも自分の学校の学園祭などで歌を歌っていたのですから…人気があったということです。
女は強いもの。
顔じゃありません、か細さでもありません。
母は何者にも負けない強きものです。
コメント、ありがとうございます。
貴兄の正直さが、私は大好きです♪
いやはや、全く仰るとおりで、それをテレビやライブステージでやっていた彼女の図太さ(?)は、流石なんでしょうねぇ~~♪
うむ、日本を救うのは、彼女のような存在と思えてきましたよ(笑)。