OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

ペトゥラ・クラークも素敵なおねえさま♪

2011-06-18 16:14:54 | Pops

My Love / Petula Clarl (Warner Bros. / Vogue)

綺麗なおねえさまが大好きな少年だったサイケおやじが、当然のようにシビレたのがぺトゥラ・クラークでした。

それは昭和41(1966)年、テレビで唯一度だけ接したミニスカ姿で歌う彼女にグッと惹きつけられたのが最初であり、そういえばラジオで聴いたことがあった「恋のダウンタウン Down Town」や本日ご紹介の「My Love」は、この人が歌っていたのかっ! という、せつなくも甘酸っぱい思い出が、今も鮮烈に蘇ってくるほどです。

実はぺトゥラ・クラークは戦前から子役で人気があったイギリスの女優さんであり、サイケおやじが好きになった時の彼女は、33歳という所謂熟女でありましたが、そのグルーヴィといって過言ではない素晴らしい歌唱力と正統派の声質、さらには強靭なリズム感を兼ね備え、アメリカでも大ヒット曲を多数出していた天才芸能人であり、また、それ以前はフランスを拠点として歌手に専念していた時期もあったのです。

しかし、そうした履歴は例によって後に知ったことであり、情報が不足していた昭和40年代の我国においては、レコードこそが洋楽に接する一番の手段でありました。

で、本日ご紹介のシングル曲は、ペトゥラ・クラークが1966年に放った大ヒット♪♪~♪ とにかくキュートでグルーヴィな最高のダンスポップスとして、永遠に不滅の名曲名唱だと思います。

ちなみに作曲とプロデュースはイギリスの名匠として万人に認められているトニー・ハッチということで、その方面からも有名なレコードでしょうが、なんと曲が書かれたのはペトゥラ・クラークとトニー・ハッチが1965年末に渡米する飛行機の中であり、そのまま速攻でアメリカ録音されたという逸話も有名なところでしょう。

まあ、それだけふたりがノッていた時期だったという証でもありましょうが、当時の彼女は歌ばかりではなく、本職の女優業でも名演を披露していて、特にハリウッドで作られた1968年のミュージカル「フィニアンの虹」は素晴らし過ぎますよねぇ~~♪ そして翌年の「チップス先生さようなら」での味のある存在感も忘れられません。当然ながら、サイケおやじも彼女が目当てで鑑賞したわけです。

ということで、近年はすっかり忘れられたようなペトゥラ・クラークではありますが、機会があれば、ぜひともお楽しみいただきたい素敵な女優&歌手ですよ。

こういう人が活躍していたからこそ、1960年代は面白かったのかもしれませんね。本当にそう思います。

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2 コメント

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Unknown (あばちゃん)
2011-06-19 21:00:09
30年ほど前ベスト盤買っただけで
詳しいことわかりませんが(知ったのはダウンタウンがヒットした1965年春です)
歌唱力は安定していますね?
歌もルックスも良し (サイケおやじ)
2011-06-20 16:31:39
☆あばちゃん様
コメントありがとうございます。

近年は集大成的なCDセットも出ているみたいなんで、ちょっと入手してみようと思いますが、映像集が先に欲しいような(笑)。

歌の上手さは間違いないと思います。

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