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サイケおやじの生活と音楽

バンド・オブ・ジプシーズの切実:其の拾壱

2019-11-23 17:23:31 | Jimi Hendrix

■2 Nights At The Fillmore 4th Show 9pm 1.1.1970
                                               / Jimi Hendrix and The Band Of Gypsys (Voodoo Chile = CD)

  01 Bill Graham Introduction / Stone Free ◎
  02 Changes 
  03 Power Of Soul ※
  04 Message To Love
  05 Earth Blues ◎
  06 Machine Gun ◎

      ※バンド・オブ・ジプシーズ
      ▲バンド・オブ・ジプシーズ 2
      ◎ライブ・アット・ザ・フィルモアイースト

今や伝説のフィルモアイースト越年ライブも、ついに最終ステージを迎えたバンド・オブ・ジプシーズの凄さは益々苛烈!

この箱物5枚目CDは、それが存分に堪能出来る優れもので、音質もザクザクした生々しさがあって、しかもステレオ&モノラル、あるいはモノラルに近いステレオのミックスがトラック毎に混在していながら、物凄い勢いで迫ってきますから、リマスターがひとつのウリだった新装版の2枚組CDが大人しく思えるのがサイケおやじの偽りの無い気持ちです。

実際、この最終ギグの演奏はオリジナル編集のアナログ盤LPや前述のCDにも使われたほど充実していたわけですが、この箱物の音源で聴くと、自分自身への気合の入り方さえ違ってくるほどです。

それはド頭の「Stone Free」から大迫力にして激烈なライブ感に満ちていて、情念と不条理が入り混じったかのようなジミヘンのアーミング奏法が物凄いですねぇ~~!

いゃ~~、サイケおやじの稚拙な文章じゃ~~、とても説明不可能な世界ですよっ!

もちろんビリー・コックスもバディ・マイルスも自己主張と協調の二律背反をきっちり演じ分けていますから、ソウルミュージックとハードロックの幸せな結婚という「Changes」から「Machine Gun」まで、とにかく全ての演奏に圧倒されてしまうのは必至!

あくまでも個人の感想ですが、この箱物セットの中では一番に充実しているのが、この5枚目です。

あぁ、もはや何も言う事はありません。

そんな事は絶対に無いとは思いますが、もしもこれを聴いて何も感じないとしたら、失礼ながらロックを聴く感性や能力に……。

ど~か、皆様にも、お楽しみいただきたいと願うばかりでございます。

……続く。
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