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OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

その後の攻め ~ 幻の名曲・名唱は、そんな時に生まれるか

2024-11-09 16:06:49 | 歌謡曲

惑いの午後 / ジュディ・オング (CBSソニー)

昭和の歌謡界はリリース契約が厳しかったというか、とにかく年間3枚ほどのシングル盤を発売せねばならなかったのは、今となっては夢物語の幸せだったとは思いますが、その功罪だって否定出来るものではありません。

平たく云えば、爆発的なヒット曲を出してしまった後の新作レコーディングには、なかなか大きなプレッシャーが確かに存在していたはずですし、件の大ヒットに負けない優れた楽曲を作り出したとしても、それが……、すんなりと受け入れられるとは限らないところに難しさがある事は言わずもがなでありましょう。

例えば本日ご紹介するジュディ・オングの「惑いの午後」は作詞:阿木燿子&作曲:筒美京平、そして編曲:萩田光雄が入念に作り上げた、これがアップテンポのエスニック風ディスコ歌謡の秀作だとサイケおやじは思っているのですが、発売されたのが昭和54(1979)年8月ということは、つまりは彼女が畢生のメガヒット「魅せられて」をロングセラーにしている真っ最中でしたから、この「惑いの午後」を新曲扱いでテレビ等々で披露しても、幾分インパクトが弱かったのは、我々リスナーの思い込みの強さ故の事と云えば、事情は簡単なんですが…… (^^;

現実的にセールスが「魅せられて」には及ばなかったもんですから、今日ではジュディ・オング自身がテレビ等々で歌ってくれる事も稀になっている、幻の名曲・名唱と思うばかり…… (^^;

う~ん、そりゃ~、確かに曲構成に複雑さがあって、なかなかトーシロにはカラオケ等々で歌うのは難しいとは思いますが、普通に聴いている場合には、流れる様な曲展開と要所で小技が効いているアレンジの妙が嫌味になっていないと思いますので、ジュディ・オングならではの安定したノリの歌唱が素直に楽しめるんですよねぇ~♪

当時のテレビ等々で接した実演においても、華麗なファッションにリンクした佇まいと的確なアクションが持ち前の個性にジャストミートしていた記憶が鮮烈に残っておりますので、そのあたりの映像で接してみれば、ジュディ・オングの「惑いの午後」の再評価も確実となるのでしょうか (^^)

ちなみに前述した「エスニック風ディスコ歌謡」の路線は次作「麗華の夢」へと引き継がれ、もちろん制作スタッフも、この「惑いの午後」と同じヒットメーカートリオですから、ぜひっ!

ということで、気がついたら……、昨日投稿していた記事が消失していたのは、これ如何に!?!

やっぱり……、私用PCとスマホの連携が不調の所為かなぁ……。

一応、復旧させていただきましたが、ど~か、本日は無事に掲載されますように <(_ _)>

コメント
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