OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

何があっても明るくねぇ~♪

2014-02-26 15:40:48 | 歌謡曲

初恋サンシャイン c/w Pretty Love / 日高のり子 (CBSソニー)

ご存じのとおり、今や声優として有名な日高のり子は、芸能界に入った頃は子役であり、その流れからアイドルとしての活動も必然であったのでしょう。

掲載のシングル盤は昭和55(1980)年に発売されたものですが、結果的に大きなヒットになっていません。

それどころか、何故か彼女は最初っからB級扱いというか、酷い場合などは「がけっぷち」とまで言われたり、バラエティ番組では汚れ役みたいなレポーターとか、いやはやなんとも、正統派アイドルなのに、何が悲しくて、そんな事までやらなければならないのかっ!?

サイケおやじはテレビ等々で彼女に接する度に、そうした思いを強くしていたんですが、しかし、もうひとつ驚いた事には、日高のり子はメチャックチャに明るくて、溌剌としていた印象も侮れなかったんですよねぇ~~♪

さて、そこで気になる件のシングル盤A面曲「初恋サンシャイン」を聴けば、これが往年の青春歌謡のムードをアイドルポップスに変換したが如き、ほんのりした哀愁と胸キュン、さらには妙な懐かしさも滲んでくるという、流石は作詞:岡田冨美子&作曲:ずきやまこういち、そして高田弘のアレンジも中庸を活かしたものと思います。

しかも彼女の声質が、既に後の声優としてのブレイクに直結する、なかなか爽やかなクセがあるという、不思議系の好ましさ♪♪~♪

ですから、同じ制作トリオによるB面曲「Pretty Love」が、時代の最先端を強く意識したライトタッチのテクノポップスとAOR風都会派歌謡曲の素敵な結婚みたいな狙いさえ難なく歌っている日高のり子の実力は、リアルタイムでもっと認められるべきでした。

ということで、おそらくは人気者の日高のり子ですから、アイドル時代の音源も纏められていると思いますが、未だに歌手としての評価が曖昧なのは残念……。

要因として考えられるのは、やはり彼女の屈託の無さというか、アイドルにはちょっぴり翳りが感じられる方がOKなのかもしれません。

しかし日高のり子が立派に芸能界で生き残った現実を思えば、笑われようとも明るく、元気なフィーリングは大切であって、一般社会でもそれは同じ?

極言すればネクラよりも、ノーテンキな方が、周囲も本人も納得して楽ちん?

生まれつきの性格もあるんでしょうが、そういう過ごし方も悪くありませんねぇ~。

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