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サイケおやじの生活と音楽

プレイバックする山口百恵

2014-02-27 15:38:22 | 歌謡曲

プレイバック part 2 / 山口百恵 (CBSソニー)

既にテレビのCMでも盛り上がっている山口百恵の「赤いシリーズDVDマガジン」には、流石に気になるものがあります。

特に松田優作と共演したシリーズ初作「赤い迷路」のDVD化は喜ばしいかぎりなんですが、好評のうちに各シリーズドラマにより、本業の歌手としての人気が後押しされていたという推察は易いでしょう。

しかし個人的に歌手としての山口百恵が好きになったのは、例によって作詞:阿木燿子&作曲:宇崎竜童のソングライター夫婦が書いた楽曲を歌ってからで、特に昭和53(1978)年初夏にメガヒットした本日掲載のシングル盤A面収録の「プレイバック part 2」は、萩田光雄の歌謡ロック本来の魅力を上手く引き立てたアレンジも秀逸!

それは曲の途中で演奏と歌が一瞬停止、再スタートする瞬間のスリルと興奮が、そのまんま強気な幻想をイメージさせられる歌詞にはぴったりで、だからこそ基本のロックメロディが活きて躍動し、山口百恵のボーカルも尚更にツッパリ&パワフルなんでしょうねぇ~♪

あぁ~、これが歌謡ロックの醍醐味ですよっ!

ちなみに気になるのは、なんでこれが「part 2」なのか?

という部分なんですが、実はちゃ~んと「part 1」も存在し、それはこのシングル曲「part 2」の大ヒットを享けて制作発売されたベストアルバム「THE BEST プレイバック」に収録されているんですが、作詞は同じく阿木燿子ながら、なんとっ! 作編曲が馬飼野康二ですから、なかなかのコレクターズアイテムになっているらしいですよ。

ただし、それはもちろん歌謡曲味が強い分だけ、「part 2」がロック志向が強く感じられるわけですが、なんといってもキメが強烈!

 馬鹿にぃ~ しないでよぉ~~~っ!

ですからねぇ~~♪

彼女の引退後、ポスト百恵という立候補者は数多登場しましたが、今もこれを歌えるのは、山口百恵だけでしょう。

ということで、実は歌謡曲がつまらなくなったのは、山口百恵の引退があったから!?

という自説をサイケおやじは唱えて幾年月……。

どうか、もう一度、堂々の歌謡ロックを演じられるアイドルが登場して欲しいと願ってはいても、今は叶わぬ夢になるんでしょうか?

その意味で冒頭に述べた「赤いシリーズDVDマガジン」は、老若男女に山口百恵の存在感を再び痛切に思い起こさせるものになると思っています。

ちなみにサイケおやじは買おうとしていたら、妹が全冊予約したとの朗報が入ったので、借りることを楽しみにしているのでした。

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恋する歌謡曲 (アンディP)
2017-03-14 00:07:50
今月号(2017年4月号)のギター・マガジン(リットーミュージック刊)はお薦めですぜ。
特集「恋する歌謡曲」と題して、歌謡曲に貢献のあったギタリスト達が紹介されてます。矢島賢(山口百恵)、水谷公生(キャンディーズ)、井上堯之(沢田研二)、芳野藤丸(西城秀樹)、松原正樹・今剛(松田聖子)、鈴木茂(荒井由実)、大村憲司(山下久美子)等々。
決して主役ではないけれど、しかし歌伴だけでは終わらない、歌謡曲におけるギターの魅力・役割を、再認識させてくれる、好企画だと思ひます。
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