OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

雪の夜にこんばんわ

2018-01-12 19:36:15 | Singer Song Writer
こんばんわ / 中島みゆき (キャニオン)

中島みゆきの持ち歌の中でも、サイケおやじの好きな1曲が掲載したシングル盤A面収録の「こんばんわ」です。

もちろん作詞作曲は本人自作自演ですから、今となっては珍しい彼女の独白的語りから始まる曲調も、西崎進が施したジャズっぽいアレンジに相性が良く、場合によっては失礼ながら浅川マキっぽい感が無きにしもあらず……。

ですから、実は昭和51(1976)年春に初出となった3作目のシングル曲でありながら、彼女の発表するリアルタイムのアルバムには未収録となっていたのも、なんだか穿った推察に繋がってしまいそうです。

しかし、だからこそサイケおやじは、中島みゆきの「こんばんわ」が大好きで、アコースティックギター、オルガン、フルート、そしてバイオリンをメインとして作られたサウンドをバックに些かヤサグレ気味に節回す彼女には、なんとも可愛さを覚えてしまうわけでして、それが勘違いであればお叱りは覚悟するのみであります。

でも、ここでのフルートの演奏は、本気でイカシているのも確かな事実なんですよねぇ~~♪

それが中島みゆきの歌のフィーリングにミスマッチの魅力を与えているような気さえするほどです。

ちなみに今や有名な逸話として、曲タイトル「こんばんわ」は正規盤であり、サンプル盤では「こんばんは」とジャケ写に記載されているそうですが、サイケおやじは現物を持っていません。

それどころか、この私有盤にしてもオリジナルプレスではなく、昭和58(1983)年に再発されたものでして、実はレコードがグリーンのカラービニールだったウリに惹かれたという、いやはや、やっぱりサイケおやじは歌より物欲という本性を露呈したというわけです。

また、既に皆様ご推察のとおり、これを本日取り出したのはジャケ写イラストの雪国イメージが現在の日本列島大寒波にジャストミートしていますからねぇ~~~♪

こんな夜にやって来て、こんな歌の世界を独白している美女が愛おしいです。
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