OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

山川ユキの痛快

2014-01-08 15:18:06 | 歌謡曲

ケリ / 山川ユキ (ミノルフォン)

人間、生きている限り、多かれ少なかれ「しがらみ」から離れられないわけですが、それが義理人情ならいざいらず、仕事の中で新年早々、鬼のような事をやらねばならいとあっては、不肖サイケおやじにしても、気が滅入ります。

でもねぇ~、いずれ決着をつけるんであれば、早い方が双方の為でしょう。

という言い訳を用意した上で、本日は朝っぱらから、掲載シングル盤A面曲「ケリ」を聴いています。

歌っている山川ユキはご存じ、「カメラのさくらや」のCMソングで、その声は広く大衆の耳に到達しているはずですが、表立った(?)歌手活動では特に大きなヒットが無い割に、現代の昭和歌謡曲愛好者からは強い支持と人気を集めているあたりは、「裏街道」と一概に決めつけるわけにはいきません。

それは彼女の芸能界におけるリアルタイムでの立ち位置がアイドルでもなく、当然ながらロックシンガーでもニューミュージック系のボーカリストでもなかった事は、この「ケリ」が発売された昭和54(1979)年であっても、明確ではありませんでした。

しかし、そういうものを堂々と受け入れていたのが、昭和歌謡曲の度量の大きさであり、山川ユキも所謂「ズベ公歌謡」から「歌謡ロック~ソウル歌謡」、そしてもちろん「正統派アイドルソング~歌謡フォーク」、時には「AOR」に接近したサウンド作りにも充分に対応可能な、ちょっとした実力派!?

この「ケリ」にしても、作詞:伊藤アキラ&作曲:川口真が企図したロッキンソウルな歌謡世界を抜群のノリで歌いまくるところに、山川ユキの真骨頂があるっ!

全く、そう思うばかりですし、戸塚修のキャッチーなアレンジも良い感じ♪♪~♪

ですから、これが今でも山川ユキを知らしめる、最高の人気作になっているんじゃ~ないでしょうか。

ということで、何があっても、山川ユキの「ケリ」は痛快な名曲名唱であり、その潔さがあってこそ、現在のサイケおやじには絶好の「口ずさみ歌」です。

そんなこんなは、もう、これ以上書いても、愚痴っぽくなるばかりですから、どうか皆様には、山川ユキ畢生の「ケリ」を聴いていただきたいと、願うばかりでございます。

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