■優しい関係 c/w Hold On Me / 朝加真由美 (フィリップス)
お正月エロジャケ特集の最終日は、お若い皆様には意外と驚かれる人選かもしれません。
なにしろ現在の朝加真由美は、物分かりの良い母親とか、気丈な女将さん等々の役柄を得意するイヤミの無い女優ですからねぇ、まさかこんなフェロモン満点のレコードを出していた歌手としての芸歴なんて、ちょいと結びつきが納得されないような……。
しかし現実は確固して残り、デビュー当時は「あさかまゆみ」の芸名も使っていた清純派として、アイドルチックな歌手活動もあり、様々なテレビドラマやバラエティ番組で爽やかな印象を与えつつも、実は秘められた濃厚なフェロモンを感じとっていたのが、リアルタイムの青少年諸氏でありましょう。
そして二十代後半から三十代には、乳首モロ見せのヌードはもちろん、スケスケの衣装で疑似ヘアヌードまで披露していた事は、その頃に世に出た雑誌グラビアや写真集等々にしっかり焼き付けられているんですよっ!
で、掲載のシングル盤は昭和56(1981)年に発売された人気お宝作品で、それはジャケ写に登場している二十代半ばの朝加真由美が全てを物語っているはずです。
う~ん、同時期の彼女のヌードショットに接した皆様であれば、こういう下着系ファッションの妄想誘発効果は説明不要♪♪~♪ また、例えそれを知らずとも、ナチュラルに男を狂わせる美乳の雰囲気は、充分に伝わってくると思います。
もちろん、微妙な憂いが滲む面立ち、その唇の雰囲気も良い感じ♪♪~♪
あっ、肝心のレコードの中身については、A面「優しい関係」が作詞:朝加真由美(!)、作曲:中島正雄、そして編曲:河内純一の手懸けた、この時代としては正統的な歌謡曲!?!
さらにB面「Hold On Me」が作曲:稲村一志3&編曲:河内純一に、これまたご本人が作新を担当した、なかなかAORな都会派ニューミュージックで、むしろジャケ写のイメージには、こちらがジャストミートだったりしますよ♪♪~♪
ところが、ここまで書いていながら、サイケおやじには、その全てを楽しむ事が叶いません。
何故ならば、中古ゲットした時点から、ディスクにソリがあって、両面とも前半1/4ほどが聴けないという悲しき現実が……。
ですから現在でも、これはサイケおやじの自室の壁に鎮座している、所謂目の保養の1枚なんですよねぇ。
まあ、それもこういうブツの大切な役割と思えば本望かもしれません。
ということで、朝加真由美も今年既にロクマル近辺でありながら、決してその佇まいは世間一般のオバチャンとは隔絶した印象と思います。
ここからはあくまでもサイケおやじの思い込みになりますが、彼女に限らず、若い頃に出し惜しみをしなかった女優さんやアイドル歌手は、齢を重ねても決して老けこむことはありません。
結局、そうした尊い行動が報われていると言ってしまえば、贔屓の引き倒しかもしませんが、現在のメジャーな女性芸能人の消極的な姿勢には、例えば朝加真由美をお手本にしていただきたい!
そんなふうに感じているのでした。