OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

エレキ歌謡は青春演歌?

2013-02-02 15:01:34 | 歌謡曲

君にしびれて / 望月浩 (東芝)

先日、某ネットオークションで往年の特撮テレビドラマ「光速エスパー(昭和42年・日本テレビ)」のDVDボックスを落札し、それが届いて早速鑑賞したところ、主題を歌っていたのが本日の主役たる望月浩でした。

いゃ~、その溌剌颯爽したフィーリングは流石、昭和40年代前半に青春歌謡スタアとして人気を集めた、その真実を痛感させられましたですねぇ~♪

そして思わず出してしまったのが、サイケおやじがこれしか持っていないという、望月浩の最大(?)のヒットシングル「君にしびれて」というわけです。

しかし、それにしてもジャケ写のキャッチコピーが「エレキ演歌 No.1」ってのは完全に???の皆様が大勢いらっしゃるでしょうねぇ~。

もちろんサイケおやじにしても、それは否定致しませんが、同時にリアルタイムを体験した個人的な感性としては、それも有りっ! だったように思います。

ただし、ここでは「演歌」の一般的な概念であろう、湿っぽいコブシ系の節回しは表出しておらず、リバープを効果的に使った演奏カラオケパートのエレキサウンドの魅力と所謂青春歌謡曲の見事な合体が痛快至極♪♪~♪

そこには東芝レコードに特有の重低音主義が用いられていますし、何よりも発売された昭和41(1966)年当時の青春模様が詰め込まれた歌詞を流行のエレキで彩ったサウンドプロデュースの妙、そして望月浩の矢鱈に激しない歌謡曲保守本流のボーカルに好感が持てます。

ちなみに作詞は沢ノ井千江児、作曲は萩原哲昌なんですが、このリズムとピートとメロディ展開は、筒美京平が後の昭和60(1985)年に書いて、C-C-Bに歌わせた「ロマンチックが止まらない」とクリソツでしょう。

と思っているのはサイケおやじだけかもしれませんが、望月浩は同年6月のビートルズ来日公演の前座で、ブルーコメッツをバックに「君のしびれて」を熱唱したと言われていますから、今や歴史的名曲名唱と断言することも吝かではありません。

ということで、冒頭に話に戻りますが、その「光速エスパー」は同時期に放送されていた「ウルトラセブン」と共通するようなテーマも含んだ本格的なSF実写作品だったんですが、残念ながらストーリーの面白さを完全に活かせなかったチープな特撮が賛否両論……。

それは現代の感性では、尚更に痛いところに見えてしまうのが、サイケおやじの正直な気持ちです。

しかし、だからこそと言うべきでしょうか、望月浩が歌ってくれた主題歌が眩しいのだっ!

ちょいと贔屓の引き倒しかもしれませんが、ちょいとレコードを探索してみようと意気込んでおります。

望月浩のベスト盤CDとか、無いのかなぁ~~~~。

コメント (2)
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