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明るい日差しになった午後、外に出て庭仕事をしていると、車2台がそばに留まって、なにやら騒がしい一行が降りてきた。びっくりして立ち上がったら、この春から家の前の道路一帯を工事している人たちの一人、顔なじみのおじさんとその奥さん、その妹夫婦だった。
どうして顔を覚えたかって?薔薇の手入れをしているとき、道路工事の仕事中!?というのに、おじさんが一人そばに寄ってきて、薔薇をどうやったらうまく育てられるのかと、聞きに来たのだ。自分のところは高台に家があり、風が強くて、どうもうまく育てられない。枯らしてしまうということだった。
さぼってていいの?ではあるが、気にもせず、盛んに薔薇談義をして、止まらない。家はどこそこにあるから見に来てくれという。今日来た時にはなんとそれぞれの車の中に10個くらいはあるだろうかという、たくさんの鉢植えの薔薇があった。
この近所で薔薇市があって、それを買ったついでにここまで寄ってみたというのだ。いやはや、安いからと一度にそんなに大量に買って、その後深く穴を掘って薔薇を植えるのは大変。我が家の薔薇を見て、興奮しながら薔薇庭造りを話している。
妹さんと兄嫁さんは薔薇についていつも競争しては、勝った負けたといいあっているそうな。街の美化運動に協力してるんじゃありませんか?というと、そうだよねえと。始めて3,4年目ということだから、まだ試行錯誤中、熱気が漂う時期。自分なりの方法を見付けるまではね。
少し先の目的に向かってなにかをしているとき、人間にとっては一番生命力が高揚するらしい。その後に待っている達成感はやりがいにもなっていく。がんばってねと励ますと、にぎやかな一行はまたわいわいがやがやと帰って行った。
写真の薔薇はサンセットグロウ。