FOOTBALL LIFE

~サッカーを中心に日々の雑感など~

ホワット・ア・ワンダフル・ワールド

2005年10月12日 | Weblog
ニューオーリーンズにジャズの武者修行に行ったことがある夫婦がチャリティーコンサートを開き、楽器をなくした演奏家たちを支援したいというニュースをやっていた。集まった人たちの前で歌っていたのが、「ホワット・ア・ワンダフル・ワールド」。

そのお二人がプロの演奏家なのかどうかは、ちょっとわからなかった。以前から現地の高校などへも楽器を寄贈しているという話だった。日本人の中にもニューオーリーンズにこういうかかわり方をしている方たちがいるのかと胸を打たれた。

この歌を歌ったルイ・アームストロングは映画では「上流社会」のなかで、ビング・クロスビーと一緒に歌って演奏していたのを思い出す。「ホワット・ア・ワンダフル・ワールド」も映画のテーマ曲で聞いたことがあり、好きな曲だった。あの飛び出るような目で歌うだみ声のあたたかさと、ニューオーリーンズから送られてくる凄惨な映像とどうしても合致しなかった。

今朝の新聞には、パキスタンの避難所の写真が載っていた。トラックの上で持っている救援物資を人々が手を伸ばして取ろうとしている姿だった。もう地獄図の絵のようだった。日本からも援助部隊が行ったというニュースを見たけど、わずか何十人という規模。おんなじアジアの人たちに、こういうときこそ大勢の人員を送ってほしい。そのために税金を払っているんだから。瓦礫の中から助け出された人たちの映像を目にするのが、せめてもの救い。













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