4月18日 金曜日
スマホのYahoo!の広告で見つけて行ってきた。
根津美術館って、根津じゃなくて、ブランドショップが並ぶ南青山にあるんだあ。東武鉄道の社長などを務めた実業家・初代根津嘉一郎のコレクションが展示されてるんだあ。と、驚きながら到着。
お客さんの7割は外国人だ。
1階ロビーのみ、写真撮影OK。
展示室1・2
今回の特別展の展示。メインは
教科書にも掲載されてた、有名な尾形光琳の「燕子花(かきつばた)図屏風」
円山応挙の「藤花図屏風」
鈴木其一の「夏秋渓流図屏風」
大きい! これだけ大きい屏風なので、一番大事なのは全体の構図だ。ただっぴろい畳の部屋で、動きのある大胆な構図の屏風が、観る人にインパクトを与えるんだろう。
でも、細部はどうなんだろう。国宝相手に言ってもしょうがないけど、カキツバタ、同じ型紙を利用したような・・・。花の紺色も、もっと色数使っても・・・。
写実の応挙の藤の花も、近づいて見ると確かに細かく描かれてるんだが、幹は一筆書き。いや、一筆書きでビシッと構図を決めるのは凄いんだろうが。
鈴木其一は、ルソーの元祖みたいなファンタジーな世界だ。だから、凄いのかも。
う~ん、日本画は良く分からない・・・。ただ、西洋画とは全く違う、大胆なデフォルメの世界だ。
気に入ったのは、狩野山雪の「梟鶏図」
曽我宗庵の「鷲鷹図屏風」
なんか、可愛い!
展示室3
中国の8世紀以前の小さな仏像達
展示室4
紀元前13世紀以降の、殷時代からの青銅器コレクションがずらりと並ぶ。殷の時代だぞ。凄くないか!3,000年以上前にこんな重厚な容器を作っちゃうんだぞ。しかも、甲骨文字も刻んである。
双羊尊(そうようそん)は、ここと大英博物館にしかないそうだ。中国の物なのになあ。この双羊尊は、根津美術館の入場券にもなっている。
展示室5
女面の魅力ー能「杜若(かきつばた)」に寄せてー
能の女面がすらりと並ぶ。だんだん年を取るか、般若になって行くか・・・。やっぱり若いままがいいなあ・・・。
展示室6
若葉どきの茶
お茶道具が並ぶ
庭園
南青山なのに、かなり広い。そして、かなりの木の量。新緑でいっぱいだ。
カキツバタは5月にならないとなあ。咲いたら綺麗なんだろおなあ。今は咲き始めた藤の花とツツジが彩を添える。
で、面白いのは庭のいろんなところに、石灯篭や石仏やら神社やら。
特に「ほたから山」と名付けられた小高い場所には、どこから持ってきたのか、鎌倉・室町時代以降の観音様やら石塔や、石仏が並んでる。
廃仏毀釈で、壊されそうになっていたのを引き取ったのかなあ? コレクションが無造作にならんでいる。
↓ この宝塔のように説明パネルがあるものもある。
↓ こちらの左側の石塔は
文字が全て消されている・・・。怖!
他にも庭園のあちらこちらに
↓ 大分県独特の仏像が南青山で見られるとは
あと、朝鮮半島から持ってきた石像も目立った。
↓ まだ(?)、整理できてなくて、とりあえず置いているのかな?
森の中にいる気分なのに羽田空港発着の飛行機の騒音が、結構うるさかった。
NEZUCAFE
庭園側の席には座れなかったけど、10分位待ったら席が空いた。
神戸牛のミートパイ&サラダ シングルとゆずスカッシュ。ここも、次々と外国人観光客がやって来てた。
美術館としての展示数は少なかったけど、ゆったり3時間滞在。庭園の、あまり説明されてない石像達が面白かった。
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