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根津美術館「国宝・燕子花図と藤花図、夏秋渓流図 光琳・応挙・其一をめぐる3章」&庭園

2025-04-19 21:05:02 | アート・文化

4月18日 金曜日

スマホのYahoo!の広告で見つけて行ってきた。

根津美術館って、根津じゃなくて、ブランドショップが並ぶ南青山にあるんだあ。東武鉄道の社長などを務めた実業家・初代根津嘉一郎のコレクションが展示されてるんだあ。と、驚きながら到着。

お客さんの7割は外国人だ。

1階ロビーのみ、写真撮影OK。

 

展示室1・2

今回の特別展の展示。メインは

教科書にも掲載されてた、有名な尾形光琳の「燕子花(かきつばた)図屏風」

円山応挙の「藤花図屏風」

鈴木其一の「夏秋渓流図屏風」

大きい! これだけ大きい屏風なので、一番大事なのは全体の構図だ。ただっぴろい畳の部屋で、動きのある大胆な構図の屏風が、観る人にインパクトを与えるんだろう。

でも、細部はどうなんだろう。国宝相手に言ってもしょうがないけど、カキツバタ、同じ型紙を利用したような・・・。花の紺色も、もっと色数使っても・・・。

写実の応挙の藤の花も、近づいて見ると確かに細かく描かれてるんだが、幹は一筆書き。いや、一筆書きでビシッと構図を決めるのは凄いんだろうが。

鈴木其一は、ルソーの元祖みたいなファンタジーな世界だ。だから、凄いのかも。

う~ん、日本画は良く分からない・・・。ただ、西洋画とは全く違う、大胆なデフォルメの世界だ。

気に入ったのは、狩野山雪の「梟鶏図」

曽我宗庵の「鷲鷹図屏風」

なんか、可愛い!

 

展示室3

中国の8世紀以前の小さな仏像達

 

展示室4

古代中国の青銅器

紀元前13世紀以降の、殷時代からの青銅器コレクションがずらりと並ぶ。の時代だぞ。凄くないか!3,000年以上前にこんな重厚な容器を作っちゃうんだぞ。しかも、甲骨文字も刻んである。

双羊尊(そうようそん)は、ここと大英博物館にしかないそうだ。中国の物なのになあ。この双羊尊は、根津美術館の入場券にもなっている。

 

展示室5

女面の魅力ー能「杜若(かきつばた)」に寄せてー

能の女面がすらりと並ぶ。だんだん年を取るか、般若になって行くか・・・。やっぱり若いままがいいなあ・・・。

 

展示室6

若葉どきの茶

お茶道具が並ぶ

 

庭園

南青山なのに、かなり広い。そして、かなりの木の量。新緑でいっぱいだ。

カキツバタは5月にならないとなあ。咲いたら綺麗なんだろおなあ。今は咲き始めた藤の花とツツジが彩を添える。

で、面白いのは庭のいろんなところに、石灯篭や石仏やら神社やら。

特に「ほたから山」と名付けられた小高い場所には、どこから持ってきたのか、鎌倉・室町時代以降の観音様やら石塔や、石仏が並んでる。

廃仏毀釈で、壊されそうになっていたのを引き取ったのかなあ? コレクションが無造作にならんでいる。

↓ この宝塔のように説明パネルがあるものもある。

↓ こちらの左側の石塔は

文字が全て消されている・・・。怖!

他にも庭園のあちらこちらに

↓ 大分県独特の仏像が南青山で見られるとは

あと、朝鮮半島から持ってきた石像も目立った。

↓ まだ(?)、整理できてなくて、とりあえず置いているのかな?

森の中にいる気分なのに羽田空港発着の飛行機の騒音が、結構うるさかった。

 

NEZUCAFE

庭園側の席には座れなかったけど、10分位待ったら席が空いた。

神戸牛のミートパイ&サラダ シングルとゆずスカッシュ。ここも、次々と外国人観光客がやって来てた。

美術館としての展示数は少なかったけど、ゆったり3時間滞在。庭園の、あまり説明されてない石像達が面白かった。

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