「グリーン・ホーネット」の短時間出演で魅了され、この映画でアカデミー賞主演男優賞にもノミネートされた、ジェームズ・フランコ君を観に行った。ワンシュチュエーションムービーなので、彼のアップが延々続く。
やっぱ上手だし、可愛かった。
おまけに、観た後が爽やかな映画だった。
音楽、うるさいぐらいガンガンかかって、アーロン(主人公の名前)の現状をなんとかしようとする様子と、思い出や幻覚が次々現れてきて、全く退屈することなく、クラックに落ちて腕を挟まれたままの127時間を魅せてくれます。
で、観ながらずっと気になっていた、脱出してから、自分で自転車のある場所まで歩くのか?が、ちゃんとヘリコプターに乗って助かるまで描かれていたので、すっきりした。いつも自分からさよならしてたアーロンが、人の姿を見つけて思い切り「Help me!」と叫んでた。で、本物のアーロンも最後に出てきて、すっごい爽やかで、涙が出そうになった。
でも、最後に頑張れたのが未来の子供の姿なら、私だったらもう頑張れないのかしらん。
神経切る所は痛そうだった。
生きる力、生きようとする力ってすごいなあ。
でも、男の人だからなあ・・・。トイレ。これが女だったら、下半身濡らして夜の寒さにやられてアウトだな。
あと、主人公がコンタクトレンズっていうのが、妙にリアリティがあっておかしかった。私もコンタクトだけど、たまに無人島や宇宙人の襲撃などのサバイバル状態に追い込まれた時、コンタクトレンズと洗浄液はどうしようかと、真剣に悩むもん。
ダニー・ボイルは、「28」シリーズ?(28ヶ月後はいつできるんだ?)でイギリス、スラムドッグ~でもインド、今回でもアメリカのユタ州の風土というのか、気候というのか、ちゃんと伝わってきたから、やっぱすごいなあ。
スラムドッグ~で大勢の人間に関わり過ぎて、ちょっと疲れたダニー・ボイルが、フランコ君と好きなように作った映画みたいだった。
私が5年前に行った、ユタ州↓ 本当に広くて荒れてるんだぞ。
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