落ち着いた大人になろう!

旅行やら映画やらの独り言

「ビッグ・アイズ」

2015-02-05 22:07:49 | 映画
ウォルター・キーンみたいな奴って、いるよねえ~。



企画がどんどん溢れてくる、俺は天才! あれっ~? 元は別人の案&才能だったっけ? でも、それを形にするのは自分だから、やっぱり俺の企画と才能さ。俺の話術と実行力は、世界最高!誰も追随できないさ!

こんな奴、日本の、あのバブル期にはいっぱいいて、事務所構えて、でかい仕事を口先だけで取ってきたよなあ。あのまま不動産業を続けていたら、ウォルターも、今の日本に見られる、不釣り合いで奇妙な公共の建物をいっぱい受注してたんだろうなあ。



クリストフ・ヴァルツも、後半の法廷シーンは本領発揮だったよなあ。

なんか、クリストフ・ヴァルツ演じるウォルター・キーンに魅了された私。



あれはDVだろうとか、なぜあそこまでマーガレットが支配されるのか、とか、今の若い人は理解できないんだろうなあ。でも50年前はあんなもんだろう。女がそれなりに生きていくには、男の庇護の元しか手段がなくて。アメリカだって、ほんのちょっと前まで、職業婦人は蔑視されてたんだし。マーガレットは、単にイラストを書くのが好きな、ポワーッとした女の人だし。



なんか、編集が雑なのか、ゴシップ欄の記者のナレーションから始まったのに、映画はマーガレットの視点から描かれて、この記者は結局最後までマーガレットに絡まない。なんで、ナレーションをしていたんだ?
本当に着の身着のままでウォルターから逃げ出したのに「ハワイに行きましょう!」で、いきなり1年後のハワイ! しかも立派な家に住んでるし。



まあ、ハワイはいいよね。

50年前のサンフランシスコの街並み良かったし、女性陣の衣装もとってもきれいだった。

へえ~、こんな事が本当にあったんだ、みんなだまされたんだ、びっくり!という映画だった。
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