「ジョン・カーター」

ディズニー110周年大作なのにあまりにも評判が・・・なので、その評判を信じて、IMAXでも３Dでもなく、普通の字幕版で見た。

「グリーン・ランタン」が１位を獲得したアメリカで、なぜこれがそんなに酷評されるのか分からん。「タイタン」シリーズだって、似たようなものなのに。

普通に観られた。火星にいろんな種族がいる太陽系のパラレルワールドの話なんだから、細かい所は気にしない。

ただ、前半、話がまどろっこしい。

ストーリー的には、サーン族の力が巨大すぎるんだが、大丈夫か？　パルスーム含む太陽系。心配だ。それとも銃で殺せるからいいのかな？　なんかよく分からない一族だ。

パルスームの民族達は、そんなに酷評されるほどひどいデザインではないと思うが。サーク族もちゃんと見分けられるようにデザインされてたし。マッハで走るウーラは可愛かった。

主人公演じるテイラー・キッチュは「バトル・シップ」でも主役で、一時期のサム・ワ―シントンみたいだなあ。でも、この映画では、あんまり素敵に見えなかった。

むしろ、悪役のサブ・サンをやってたドミニク・ウエストや、王女の部下を演じてたジェームス・ビュアフォイの方が素敵！　この映画、「有名人出てないじゃん！」と思ってたら、観たら「あっ、この人は！」という人ばかり出ていて驚いた。サーン族の、「シャーロックホームズ」ブラック・ウッド卿や、国王やってたキアラン・ハリンズとか。ウィリアム・デフォーも声の出演してるし。甥っ子を演じてたのは、すっかり痩せた「スパイ・キッズ」シリーズの弟じゃん。

さすが、ディズニー110周年！　脇役に関してだが。