パニック映画を最近は、ディザスタームービーと言うらしい。
「新感染半島 ファイナル・ステージ」位パニックかと思ったら、何とまあ、お子様からご老人まで楽しめる、ホンワカ映画なんでしょう!
パニック映画なのに、バラエティみたいで、ほんかわエンタメを楽しめました!
中国と北朝鮮の国境にある白頭山が大爆発しないように白頭山の坑道で、北朝鮮の核を盗んで核爆発を起こしてマグマを逃がそう作戦を韓国が決行。本部隊が火山灰による飛行機の墜落で全滅して(風向き調べなかったのかな?)、ポンコツ部隊がその任務を遂行する。それに、イ・ビョンホン演じる、核のありかを知っている北朝鮮のスパイが絡む。
もう、最初からのんびりしてて、ジョークの連発。コメディ映画だ。一応、火山の爆発やら、その地震とかもおきるんだが。CGはとっても素晴らしいのに、地面は全く揺れず、それなのに、高層ビルが崩れ、道路が穴だらかになる。でも、自動車のハンドルは一切取られない。
北朝鮮は最初の爆発で壊滅してるので、ポンコツ部隊が縦断しても、核ミサイルの倉庫で多少北朝鮮の軍と銃撃戦があっただけで、あとは軍の人間がいない。そして、人が死なない。なんて健康的なディザスタームービーなんでしょう。死体として写るのは、最初の飛行機事故で全面する本部隊の数人と銃撃戦をする北朝鮮軍数人だけ。最初の噴火でソウルのビルがあんなに壊れてんのになあ。
イ・ビョンホンはじめ、主人公の奥さん、青瓦台の政府の女の人、大学教授など、キャラクターがみんな無駄に一癖あるので面白い。
アメリカ軍の描き方が・・・。日本も災害があったら、あんな風にアメリカ軍に牛耳られるのかなあ。アジア人としては、あそこまでアメリカに支配されてると悔しいなあ。
メイキング映像を観たら、地震の際の地下鉄駅のパニックやら、橋で主人公の奥さんが水に潜るシーンとかが、あった。あんなに頑張ってたのにバッサリカットかあ。役者&スタッフに気の毒だなあ。
ラストの1年後、主人公一家が住んでたマンションが、やたら古かったんだけど、地震で崩れなかったのかな? なんか、新し目のビルの方がやたら崩れてたな。