落ち着いた大人になろう!

旅行やら映画やらの独り言

「日本国宝展」東京国立博物館

2014-11-30 22:47:42 | アート・文化
大混雑!と聞いていたので、ためらってたら会期終了が近づいてきたので週末は開場時間が午後8時までとなった。日曜日の夕方からなら大混雑回避できるかも!と思い行ってみた、日本国宝展

17時半東京国立博物館到着。待ち時間なし。



まあ、混んでたけど、全部ばっちり見られた。特に19時過ぎたら、見放題だ。

目当ては、土偶と金印。国宝展後期にならないと展示されなかった品々だ。

まず、土偶。心躍る紀元前3,000~1,000年の製作だ。



「縄文のビーナス」はマルタで見た「ビーナス」達と似てる。年代も近い!やっぱり、日本だって紀元前1,000年以上前には古代文明があったのでは? 左が日本の、右2つがマルタの。
    
 
紀元前の銅鐸だって、未だに正体不明だ。何かあるのでは?

で、漢委奴国王印の金印。小さい! 教科書では大きかったのに。



レジ前のチロルチョコ位だ。発見した農民、偉いなあ。良く気が付いたなあ。肉眼では印の文字もよく見えないぞ。ただの線だ。これを見にだけ福岡に行ったら、がっかりかも。

逆に大きくて驚いたのが、玉虫厨子。教科書ではあんなに小さかったのに。漢委奴国王印の金印と同じ位だったのに。2m以上で、立派な建物じゃん。ただ、古ぼけてる。当たり前だが。



製作当時のCGの画を一緒に展示して欲しかったなあ。そう、仏像とか皆色が付いていたはずなのに。展示物だけみると、色が禿げてるだけなのに、これが日本の詫び・寂びだと、誤解されちゃうよん。お金かかるけど、製作当時の鮮やかな色の再現画を横に展示すればいいのに。

あと、びっくりしたのが白糸威鎧。



元は14世紀の鎧なんだが、それを江戸時代の文化二年に修繕している。修繕した人の名前は音声ガイドで聞いたんだが失念。この人が、文化二年と焼印みたいのを押した皮みたいので修繕しているので、どこが修繕した箇所か、はっきり分かるようにしてるんだ。だけど、決してわざとらしくもなく邪魔にもならないきちんとした修繕なんだ。すごいなあ。きちんと文化財の保護の観点を理解してる。偉い!

  定年後、日本の国宝ならゆっくり見られるから、そのためにお金を貯めた方がいいからと、2,600円する図録を皮なったのに、1,800円でこの本を買ってしまった。「はじめての~」って「二度目の~」があるのか? あと、ショップの紙袋が可愛いの。国宝店だって。
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行田市古墳巡り さきたま古墳公園など その4

2014-11-30 13:01:05 | まち歩き・埼玉
14.さきたま史跡の博物館

    

たった200円で、混雑なしで国宝見放題だ。

        

ちょうど、11時30分からのボランティアの方の説明を聞く事ができた。説明を聞くとありがたみが違うねえ。「金錯銘鉄剣」は教科書に掲載されていて、今の子供には有名だそうだ。子供いないから分かんないや。





稲荷山古墳から発掘された副葬品は、?と思うようなボロボロの一部分でも国宝だ。雄略天皇の頃、1,500年程前の物。他の古墳も発掘しちゃえば良いのにと思うが・・・。日本史がいっぺんに明確になるのに。

「金錯銘鉄剣」の文字は、ピカピカだ。1,500年前なのに。恐るべし、金象嵌。

愛宕山から発掘された埴輪は、やはり「大魔神」だ。

    

これだけ大型の埴輪が日本でも焼けたんだあと思ったが、兵馬俑の約700年後だもんなあ。できるよなあ。

15.レンタサイクルを借りる

12時半に公園入り口にある「はにわの館」でレンタサイクルを借りる。無料だ。ただ「はにわの館」の人は、本業埴輪作りの講習に忙しいので、「借りる」だけ。

16.昼食

二子山古墳見学後に見つけた「さんぽ道」という所で、「さんぽ道セット」を食べる。980円で、行田名物ゼリーフライも付いてる。

    窓から二子山古墳が眺められる、のんびりした家庭料理の店。のせいか、客が数組しかいないのに料理が出てくるまで30分かかったので、ゆったり休憩できた。と同時に、食べ終わったら13時30分を過ぎていたので、公園前14時42分発の帰りのバスは諦めた。

17.八幡山古墳石室



巨石遺跡好きの自分にとっては本日のメイン。自転車で地図を頼りにフラフラと向かう。方向的に合ってるからと地図を見ないで道を進むと、いつしか舗装道路が終わり田んぼのあぜ道に代わってしまうので地図の通りに進むことを学んだ。恐るべし行田市。とういか、私がすっかり都会人?



  

八幡山古墳は、なんと工業団地のど真ん中にあった。おまけに、無料なのに事務所の人から立派なパンフレットをもらえるし、公衆トイレも完備されている。見学者は私一人なのに・・・。ちなみにここは土日しか公開されていない。



石室内部は、羨道・前室・中室・奥室とかなりの大きさ。



    
  現存部は14.7mで、推定16.7mあったらしい。昭和52~54年に復元。内部は、石の断面を六角形に加工して組み込み積という方法。床と天井はかなりの巨大石を使っている。ワクワクするぜい!

  

18.地蔵塚古墳

八万山古墳から自転車で5分位。小高い古墳の上に地蔵が建ってる。



     

周辺はアパートと公園。線刻画が描かれている石室内には入れない。

で、大満足。まあ、海外の謎の巨石遺跡に比べれば時代的には最近だけど。日本の古墳時代も楽しそうだ。ただ、発掘がねえ・・・。すればいいのに。まあ、いろいろあるんだろうけど。

その後、古墳公園までの帰路に武蔵水路沿いの道を選択したため、工事中による迂回等で若干凹む。自転車を返して、15時30分の左回り(大回りになる)の循環バスでJR行田駅へ。大回りだったけど、車窓から「古代蓮の里」「秩父鉄道行田市駅」「水城公園」などが見られたのでラッキーだったかも。






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