落ち着いた大人になろう!

旅行やら映画やらの独り言

「アバウト・タイム ~愛おしい時間について~」

2014-11-20 23:33:16 | 映画
「ラブ・アクチュアリー」の監督。

明日で上映が終わりなので、なんとか時間を都合付けて観に行った。



代々、男性だけに受け継がれるタイム・トラベルの能力。その能力を使っての恋愛映画というと「バタフライ・エフェクト」が思い浮かぶけど、あんなに暗くないよ。「バタフライ・エフェクト」自体は私のベスト10に入る映画だけど。



「ラブ・アクチュアリー」の監督だけあって、人間大好き!家族大好き! ほんわかなハッピー気分で映画が終わる。恋愛映画というより、彼女に対する気持ちも家族愛だし、妹や、父を思いやる気持ちも、もちろん家族愛だし。

ただ、彼女のレイチェル・マクアダムスが魅力的なのに対して、主人公のティムを演じている子が、ハリポタのロンのお兄さんを演じただけの事はあって、ヒョロ~とした赤毛の、頼りなさそうな男の子で・・・。なかなか普通は映画の主役にはなれないルックスだ。



あと、監督お気に入りのビル・ナイがお父さんなんだが・・・。現在65歳のはずなんだが、老けて見える。75歳で十分だ。なので、21歳の主人公のお父さんに見えないのよ~。お母さんもカッコ良いんだけど、50歳で産んだのか!と突っ込みたくなる位の老け具合。

妹はとっても良かったんだけど。



タイム・トラベル物にありがちな、現在を良くしようと焦って、過去を変えて、余計切なくて辛い結果になるんじゃなくて、何気ない1日をもう一度繰り返してみて、1度目に気が付かなかった事に感動しよう!というのは、なかなか素敵じゃないか。同じ映画を2度観るみたいなもんだ。

あんな素敵な海辺の家で、海岸で昼間ずっとお茶したり、金曜日の夜は映画を観たり、なんていい家族なんでしょう。タイムトラベルを繰り返してお父さんがした事は、ディケンズ全作品を2度読むことだぜ。贅沢な家族だ。で、贅沢は、日常を生きる事だという・・・。


すっごい感動する映画じゃないけど、観終わった後爽やかな気分になる佳作です。



コメント
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