シャンソン歌手

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シャンソン歌手 リリ・レイLILI LEY  文化芸術 衣食住

2018年01月26日 00時55分14秒 | Weblog
シャンソン歌手 リリ・レイLILI LEY  文化芸術 衣食住

お裁縫は もし 歌手にならなかったとしたら 天職になっていたかも・・・
でもでも
人生 たられば・・・
ーーーーだったら
ーーーーすれば
は あり得ない世界なので現実を直視すれば

裁縫やさんとか 美容師とか 運転手とか
違う職業だったら どんなにか 楽しかったかしら・・・
などと
馬鹿みたいに考えるのも 私も生身の 人間だから仕方ない。

今の職業も 天職に決まっている。
だって 人生の ほとんど 
音楽さんが 私の生活の中心で
脳の中から 消えたことも無くて
ずーっと歌って暮らしているのだもの。

人生 生きている時間に 捧げている時間が 一番の得意技
に 決まっているもの。
でも
浮気心とか
別の 脳を使いたい気持ちとか
別の世界観を知りたいとか
真剣に 挑戦したい・・・と

残りの人生は かなり色彩を豊かになり始めました。

ジャズピアノは 一月と二月は お休みしています。
私の 本命のシャンソン稽古を 新年の幕開けとして
心置きなく 学びたかったからです。

長年 学び続けていて
長年 音楽家 歌手として 生きているのに
ふと
あー 私には この仕事は向いていない・・
あー もう もともと無い才能だけれど とうとう限界だ・・・


もう 稽古は いやだー

稽古が仕事なんて言う 職業に もう うんざり

この年になっても 子供みたいな我儘な
さぼり心に
一瞬
なるものなのですねぇ。

だいたい 世間で 仕事・・と言ったら 稼ぐことなのですが
私の場合 仕事は 練習 稽古 記憶 健康管理 

芸術家は 見返りを求めたり
自分の価値に 値段はつけられないもので

自分が 下手だと 未熟だと 感じるからこそ
ますます 磨かなくちゃーとか
思って オタク的になるわけですから・・・

技術磨き 稽古だけが
自分への 救い。

誰の評価も ギャラも ミシュランの星の数も
どうでもよくて
自分が 自分で 納得できないのだから
稽古するしかない。
でも ときどき その 繰り返しに お疲れさんにもなつたり・・

そんなことは もう既に 三十代に とっくに感じているのに
でもまだ
燃えたり 冷めたり 諦めたり しながら
相変わらず
歌手の仕事は 芸術の高み目指して
技術磨き・・・達観もできなければ 納得もできずに
生き続けていますが・・・

裁縫の稽古の間 チクチク 縫いながら
本日は 頭の中で 新曲シャンソンを歌っている
私が居ました。二刀流。

つい昨年まで 無心で 音が 脳に流れないチクチクこつこつ
稽古でしたのに・・・

あー今年は 縁起が良い。私の脳に とうとう 官能の音が住み着いたみたい・・・

縫物に 専心していても
流れてくる メロディーと歌詞フランス語ポエム。
恋愛初期みたいな うかれた精神。
生きる事への苦痛が無い。快楽のメロディーが 流れている。

黙っているのに 考えていないのに 脳はフランス語のポエムを
話しているわぁーーー
初めての経験でした。
あー 私は シャンソン歌手になって良かった。幸せ者だわーー