シャンソン歌手

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シャンソン歌手リリ・レイLILI LEY シャンソンライフ 稽古部屋と防音室 の水曜日

2018年01月18日 02時31分37秒 | Weblog
シャンソン歌手リリ・レイLILI LEY シャンソンライフ 稽古部屋と防音室 の水曜日

丸一日 ゴミ捨て以外は 自宅で過ごしました。
本日から 水曜日の グループでは のHIER ENCORE
皆さんの希望で 先回の Mourir d`aimerに続いてアズナブール

今年の五月に 94歳になるアズナブールが来日して
NHKホールで リサイタルをするということで
私も ティケットを 頼んだのですが

ナタリーさんは フランス人なのに
今まで 一度も 本物のアズナブールは
聞いたことが無いということで
先回の レッスンの時 パソコンのインターネットで購入していました。 

二年前は とても 素敵でしたけれど
どんなふうに コンサートなさるのか
好奇心です。

飛行機で 来日出来て 立って 歩いて 歌えただけで
素晴らしい。

94歳で 生きていることだけでも 素晴らしい。

自分で 限界を設定せずに 若いころより衰えていることを
知りながらも
望まれて観客がいるのであれば
歌いつづけるという姿勢は 勇気があると思うものの

耳の厳しい 若かりし頃の彼に馴染んでいる聴衆たちには
もう 見せないで・・もう聞かせないで・・・ ガッカリするから
という意見も あるようです。

私の場合は
日本に居れば 玉三郎の日本語のシャンソンだって
聞きに行くのだから
天下のアズナブール来日ならば
とりあえず 好奇心満載の心でGOGOです。

明日の 木曜日は 港区のフランス語クラス。
あー 私の人生は すっかりシャンソンライフ。

今 
深夜私が 防音室で稽古しているのは
L`amour interditというシャンソンです。

歌詞の中に
MAIS nous on fait l`amour l`apres midi
でも 私たちは 午後愛し合う
et pour instant on oublie
そして ほんの束の間 忘れるの
que notr`amour est interdit
私たちの愛が 禁じられた愛だということを

という 
さびの部分のフレーズがあり 

とても 
切ない気持ちになりつつ
甘美なセピア色の音色で歌いたくて
そして その中に 少し ボルドーワインの濃い味も
しみ込ませたい
メロディーに 酔いしれながら 繰り返し
歌っています。

味覚 触覚 視覚 を駆使して
文学と音の表現芸術のシャンソンの世界のバーチャルでは

どのシャンソンも 全て
イメージの色が違い
音色も違い
息の流れも違う

音楽に歌詞のある楽器は 我々歌手だけ。
バイオリンや ピアノの音色と違い
文学と 人間の人生の色が 発色できるのが
得も言われない醍醐味です。