私の日帰り散策

写真でつづる山歩き、ドライブなどの日誌です。
最近は ギャラリー巡りをしています。

イッピン 北海道 江別の焼き物

2015-11-30 14:13:10 | 日記
 11月30日(月)  天気:晴れ   室温:16.5℃

 11月24日のNHK BSプレミアム ”イッピン” は ~北の大地 あたたかな器~”北海道 札幌・
江別の焼き物” でした。 北の大地の魅力を封じ込めた 知られざる器。  みなさんも ほっこりし
ませんか・・。   やわらかさや あたたかさが伝わる 器。
 大胆な削り、独特の風合いは どのようにして 生まれるのでしょう。


NHK ONLINEの番組紹介には
 土のあたたかみを感じさせる マグカップや 大地に生きる野草の美を 封じ込めたような
絵付けの皿が 今 大人気だ。 これらのイッピンは 北海道の札幌市・江別市で 作られた。
 いずれも地元で採れ 赤レンガの材料となる粘土を使っている。 故郷への愛情がこもった
器なのだ。
 土の風合いを生かす 成形のワザとは? 草花が 器に溶け合うかのような 絵付けのヒミツ
とは?  北の大地が生んだ 知られざる焼き物の魅力を 芹那が リサーチする。

 北海道 江別は 100人集まる焼き物の産地です。 土のあたたかみを引き出すワザとは・・。
ある女性陶工のもとを訪れます。 まず 土を拝見。 土は 野幌粘土という 地元で採れる土を
使います。 細かく砕いて 粘土状に。 土は ネバリが少ないので 曲げ試験をすると ひび割れ
し 成形しにくい。 土は水を吸いやすく 形を保ちにくい。 器は 使いやすいよう 軽くなるように
薄めに作ります。 素早く成形し 1個 3分で成形。 表面のぶつぶつは 小石や不純物です。

 2、3日 乾燥して 表面をカキベラをいう工具で 削ります。 これを 鎬文といいます。
深さ、幅を一定に削る。 小指を固定して 真っすぐ一気に削り 美しく 正確な鎬文を削る。
小石や 不純物が引っ掛かると 鎬(しのぎ)が 乱れるので 取り除きます。

 化粧土をかけて 表面を白く整える。 一日 乾燥して 鎬の表面を磨く。 凸の部分の化粧土が
削れ 土の赤い色が出で 温もりのある表情になる。 釉薬をかけて 焼きあげて 完成。


 次は 赤レンガ物語。 江別市は レンガの里で 明治以来 レンガの生産が盛んです。
創立76年のレンガ工場を訪れます。 レンガに使う土は 4万年前の火山灰で 鉄分を
多く含み 焼くと 赤くなります。 この工場では レンガを 400万個/年 作っていて
30種以上の赤色があります。 野幌土に 一般の土を混ぜ レンガの形に成形し 3~4週間
乾燥して 焼きます。 窯は 80mの長さがあり 温度を徐々に上げて 1000度以上の
温度で焼き 徐々に冷やす。 焼成には 2日間かけます。 高温で焼いて 強いレンガを作る。 

 レンガ造りの建物は 町にぬくもりを与えます。 保温性があるので お皿に使うこともできます。

 最後は 器という大地に 花が咲く。 個性的な器を 作っている作家を訪れます。
キッチンの壁に タイルのように張った お家もあります。

 淡い絵の具で 可憐な草花が 描かれた 繊細な器です。 シロツメグサとか ツユクサ
などが描かれています。

 素焼きの器に 淡い絵の具で 素早く描きます。 素焼の器は 水分を吸収するので 濃淡が
出にくい。 色の濃さを調整し 繊細な花を描きます。 輪郭線をアクセントに 生き生き
とした表情に。 釉薬をかけ 焼きます。 ここでしか ないものを作る。
 江別の焼き物は 北の大地に花を開かせようとしている・・・。


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