私の日帰り散策

写真でつづる山歩き、ドライブなどの日誌です。
最近は ギャラリー巡りをしています。

イッピン ~越前 打刃物~

2015-09-05 15:49:06 | 日記
 9月 5日(土)  天気:曇り  室温:29.5℃

 8月18日(火) の7時半から NHK BSプレミアムで ”イッピン 切れる! だけでは物足りない
~福井・越前 打刃物~” が放送されました。 話題騒然! 美しいステーキナイフ、切れ味抜群
の鎌、丈夫で 刃こぼれしない キッチンナイフが 紹介されます。
 9月1日 再放送の ”イッピン 伊賀の土鍋” は 2014年9月30日のページにあります。

 ぜいたくなお肉をいただくとき あっという間に切れる・・。 ナイフには きれいな刃文が・・。
ナイフを当てるだけでは 切れません。 引くと 肉の繊維を切るようになっていて 引くと切れ味
が出る。 安全にも気を配り 万一 ナイフを落としても 怪我をしないように・・。

NHKの番組案内には
 今、予約待ちで 生産が追いつかないほど 大人気の 「ステーキナイフ」 がある。
神秘的なまでに 美しい刃紋を持ち、切れ味が 抜群。 さらに 上からナイフを押し当てただけでは
切れず うっかり手を傷つけないという 安全性にも 心を配ったナイフだ。
 これは 700年もの歴史を誇る 福井県の越前 打刃物の技術を 生かして誕生したもの。
そして 毎日酷使しても 刃こぼれしにくいと プロも絶賛する 「キッチンナイフ」 や
用途に応じて 「草を刈る鎌」 、 「ワカメを刈るための鎌」 など 大きさや形の異なる多種多様な
「鎌」 を 手作業で 作りだす職人技など。  切れ味だけでなく きめ細かな機能性を追求した
奥深い越前打刃物の世界を 黒谷友香が 紹介する。

 越前市には 33の製造会社があります。 ステーキナイフを作っている工房を訪れます。
研磨ものの刃物を製造している会社です。 この会社では 120本のナイフの試作を経て
今のナイフができました。 安全に使え 引いて切れ味を発揮するナイフの秘密は?
 素材は 鋼で 圧延で 軟硬70層の板を 5mmの板にします。 これを 叩いて(鍛造)
ナイフの形状にします。 これを 打刃物といいます。

 美しい模様は 先のとがったハンマーで 叩くことにより 表面を凸凹にし 研磨で 凸凹を削る
とできます。 切れ味は 砥石で磨き 刃先を 0.1mm削る。 軟硬の層になっているので
刃先の軟らかい層が削れ 細かい鋸刃状のギザギザができる。

 ナイフの先端は 丸くして 落としても 怪我しないように。 また 切るとき 皿を 傷つけない
よう工夫してあります。


 つぎは 刃物会館に展示してあった 鎌(かま)の工房を訪れます。 越前の刃物は 鎌から
始まった。 明治時代には 全国一に生産量を誇った。 キャリア50年の鎌職人の岡田さん。
100種類以上の鎌を作ったそうです。 昔ながらの作り方で 作ります。

 炉で 850度に熱した鋼の板を 金槌一本で 叩いて 刃先の部分と 取っ手の部分を作ります。
90度に曲げる個所が 難しい・・。 割れやすいのです。 全て自分の経験から得た感覚で
作業するので 習得するまで 10年の歳月を要した。

 キッチンナイフは 切れ味が良く 刃こぼれしない。 32年前に発売し ロングセラーになって
います。 丈夫で 長持ちするキッチンナイフは 鍛造から生まれます。

 形を整えた鋼の板を 2枚重ね 850~900度に熱し 叩く。 2枚重ねると 熱が冷め
にくいので 長く叩くことができる。 2枚重ねて 素早く叩くと 均一になって 薄く伸びる。

 刃物作り60年の共同工房は 30年前に 一時衰退しますが 新製品を開発し 斬新な
デザインの刃物を作るようになって 息を吹き返しました。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ダントツ技術 (マルチマテリアル)
2018-11-11 19:21:55
 しかしたたら製鉄研究で有名な久保田邦親博士がダイセルの播磨工場に赴任しているのを知っています?なにか創造的未来がありそうですが。
返信する
久保田博士? (YS11)
2018-11-12 14:07:28
ざんねんながら 久保田さんのお名前も聞いたことがありません。
ダイセル播磨工場は近くにあると思いますが・・。
返信する

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