私の日帰り散策

写真でつづる山歩き、ドライブなどの日誌です。
最近は ギャラリー巡りをしています。

イッピン 唐津焼

2014-04-17 17:22:53 | 日記
 4月17日(木)  天気:うす曇り  室温:26.0℃ 暖かい

 きょうは 4月15日に NHK BSプレミアムで 放送された ”イッピン 料理とお酒を楽しく~佐賀 唐津焼~” を
アップします。 ・・・・極上の器 唐津焼で 楽しい食卓を、料理にマッチする秘密とは・・・・
 いままでに ギャラリーで 唐津焼の展示を 4、5回 見ましたが 唐津焼は なかなか難しい・・・。 今回の番組
は 30分番組ですが 丁寧に説明してくれ いろいろ見せてくれ 楽しく 勉強になる番組でした。



 いま ニューヨークで 人気の器 唐津焼は 陶芸家の家に生まれた 中里花子さんの作品です。
 土の質感を活かした器とは・・・。 中里さんの器は 唐津生まれのアメリカ育ちの器です。
 レモンカップは 上から見ると レモンの形をしています。
中里花子さんは
 ■1972年 唐津に生まれ育ち、16歳で 単身渡米。 Smith Collge 美術学部卒業後
  父 中里 隆に 陶芸を学ぶ。 デンマーク、ロイヤルコペンハーゲン 及び 米国アンダーソンランチアート
  センターにて 研修。 兄は 中里太亀?
 ■2000年 ヴァ―モント州 マルコムライト氏のもとで 5年間作陶。 この年より 東京万葉洞での
  親子展を スタート。 日本、アメリカ各地で 個展活動を 開始。

 中里さんは 器の形を作って ろくろを回しながら 牛ベラで 撫でて 指跡を残しません。
土の質感が生む 自然の生命力。


 唐津焼のルーツを求め 老舗の窯元を訪れます。 初代 中里太郎右衛門は 1597年の創業。 現在は 14代。
佐賀藩の御用窯をして 発展。 伝統400年の大御所が 登場します。 

 大きな壺も 持つと 意外と軽い。 いかに軽く作るか・・。 丸く紐状にした粘土を 上に巻いて
形を作り 内側は 石で支え 外から 板で 叩く。 板には 凹凸があり 表面にでこぼこ模様が付く。
14代が いきなり 下の壺を 片手で ひょいっと 持ち上げたので びっくりしました。


 料理をおいしく見せる黒。 黒は 彩度ゼロなので 料理を引き立てる。 陶芸家の土屋起子さんを
訪ねます。 土屋さんは 4つの原料を使って 原料の配合により 黒の釉薬を作ります。
 釉薬の濃度も大切で 濃度が濃い方が 黒くなります。 水が 20%多いと黒くなりません。

 唐津焼は お酒との相性が抜群です。 ある料亭では お酒を飲む器を選ぶことができます。

 徳利には 貫入があり 使い込むほどに 貫入に 不純物、有機物が入り 表情が変わります。


 器をひっくり返し 裏を見ると 高台があり ここにも 高い職人技が隠されています。 若い職人
矢野直人さんを訪れます。 矢野さんは 古い唐津焼の破片を調べ 新しい感性で 高台を作ります。
器を 一日乾かし 半乾きの状態で 一回転させ ヘラで削ります。 高台にちりめんじわが出来ます。
これが 受け継がれてきた 伝統の技です。 


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コメント
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