私の日帰り散策

写真でつづる山歩き、ドライブなどの日誌です。
最近は ギャラリー巡りをしています。

天空の白鷺・姫路城

2011-05-27 13:13:58 | 日記
 5月27日(金)   天気:曇り のち 雨?   室温:23.9℃

 きのう 近畿地方も梅雨入りし あす、あさっての週末は 台風の影響で 天気予報が 良くない
ので、山へは 行けそうにありません。 という訳で きょう 国宝・姫路城 「天空の白鷺」 を見に
行きました。
 朝 9時に着くと ガラガラ状態。 ガイドさんなど 係員の多いこと・・・。 入館者が 10万人
を越えたそうですが 平日なら 予約の必要は 全く なさそうです。 思ったより 工事も進んでい
ないし 7、8階の見学スペースも 狭く がっかりです。 入城料(400円)も 入館料(200円)
も払ったので 見ることのできるところは すべて見ました。 千姫ボタン園のボタンの花は 完全に
ちりぬるを・・・。 帰りに この前 見忘れた 市之橋の袂にある「千姫の像」を 見てきました。

 「広報ひめじ」6月号に 「未来へ希望を架けるまち姫路」を創るために という記事に 姫路駅
周辺の整備に・・に関連し 駅前のモニュメントの写真が載っていたので 早速 撮ってきました。
 「平成の大修理」で 工事用建屋を覆っている大天守の線画の白い背景が黒ずんできた という記
事が 新聞に載っていましたが・・・。 確かに 素屋根に描かれた線画は 見え難くなっています。 

 雨は降っていないので 傘を持って 電車で行きます。 8:22 網干発で姫路へ。 真っ直ぐ
姫路城へ。 9時前だったので 先に 千姫ぼたん園に寄りましたが・・・。 遅かりし ○之介・・・。



 入城口から入り 菱の門、いの門、ぬの門へ進み リの一渡櫓に展示してある瓦を見て お菊井戸
の前から 備前丸に廻り 姫山の三角点を見ようと思ったのですが 柵がしてあり 工事用の資材置
場になっていて 見ることができません。 景色を見ながら 入館料200円のチケットを買い 大天守
修理見学施設に入ります。 展示物がありますが 特に見るものはなそう・・。
 エレベーターで 8階に 上がり 見学スペースから 大天守の屋根、白壁を見ます。 下へ降りて 大
天守の中へ入り 内部を見学した後 西の丸へ廻り 長局・百間廊下を歩き 化粧櫓へ。
これが 本日の概略ルートです。 後は 写真を並べますので 適当に 見てください。


 菱の門は 櫓門と呼ばれる様式の二の丸入口を固めた門で 安土桃山様式だそうです。 リの一
渡櫓に 池田氏家紋「揚羽蝶文」の紋瓦が展示(特別公開中)してあります。 世界遺産・姫路城を築
いた池田輝政は 関ヶ原の戦いで家康側につき 戦功で播磨国を与えられ 1609年 姫路城を築い
た。 しかし 13年 輝政が亡くなると 池田家が去り 幕末まで 本多家、松平家、榊原家、酒井家・
・・と 城主が 次々 入れ替わり・・・。
 最近 名城を築いた池田輝政の銅像を 輝政の四百回忌にあわせ 建てようという話が あるそうで
す。 銅像は 寄付で賄うのが本来の姿だそうですが 「よそ者」(尾張の出身)で 姫路では人気のな
い輝政の銅像に 市民の共感が得られるかが鍵。 黒田官兵衛、豊臣秀吉をあわせた三人の銅像を
建てるよう市に提案した という記事が 新聞にありまたが・・・。

 お菊井戸:
 「播州皿屋敷」は お家のっとりの企てを 女中お菊が知り 城主の難を救ったが 家老は
 それを恨み 小寺家・家宝の皿一枚を隠して お菊を責め 井戸に投げ込んだという お話で
 今でも 毎夜 一枚、二枚・・と 皿を数えるお菊の声が 井戸から聞こえてくる・・・。

 姫路城の城郭建築としての特徴は 天守が 渡櫓でつながる 連立式であることで 大天守は 素屋
根に覆われていますが 南西隅の西小天守と 北西隅の乾小天守は 見ることができます。 北東隅
の東小天守は 見えなかった? これらの連立天守は 国宝です。


 「広報ひめじ」に 姫路城の保存修理事業の状況が 報告されていますが 瓦を固定している目地漆喰
を手作業で 取り除く作業を行っていて 約8万枚の瓦を取り外し中。 作業手順は 分かりませんが な
ぜ 見学スペースのある南側から 作業を進めないのでしょうか? 今まで 2ヶ月の間 見学した約10
万人の人は 何を見たのでしょう?  見学スペースは 幅10mほど しかありません。
 姫路城の瓦は 平瓦と丸瓦を 交互に組み合わせた本瓦葺きで 軒先の滴水瓦(高麗瓦)には 歴代城
主の家紋が残っているそうです。
≪6月8日 追記≫ きょうのニュースによると 天守閣のシャチホコを 取り外したそうです。

 エレベーターで下へ降りると 順路は 右に回るようになっています。 右の階段を上がると 大天
守の中に入ることができます。 せっかくなので 靴を脱いで 大天守に上がりました。 中は 暗く
急階段もあり 床に段差もあり 小さい格子窓から すこーし 景色が見えるだけ・・・。
大天守から降りて 石垣に沿って 東へ廻ってみましたが 備前丸の手前で 行き止まり。



 にの門、はの門を潜り 西の丸へ向かいます。 西の丸は 庭園になっています。 また 西の丸から
連立式天守の西小天守、乾小天守の配置が よく分かります。
 池田輝政の時代には 天守の下の備前丸に御殿を建て 住んだと言われていますが その後 本多
忠政が入城すると 三の丸西南隅に本城(居城)を築き さらに 嫡男・忠刻の住む西の丸を 造営。
その後 忠刻と結婚した千姫の輿入れで 西の丸が 増築され 千姫のため 化粧櫓も造られました。


 本多忠刻と再婚した千姫が 本多家の繁栄を願って建立した 千姫天満宮を 千姫は西の丸・長局の
廊下や化粧櫓から 朝夕 遙拝したといわれています。 直ぐ近くに見える 男山の千姫天満宮は 城内
から遙拝できるよう 東向きに 造営されています。 化粧櫓に ベランダ風の拝殿を造ればいいのに・・。
 南西隅のワの櫓(隅櫓)から長局に上がります。 長局・百間廊下は 板張りで 長さは 250mほど
あるでしょうか? 途中 ヲと ルの櫓には 階段があります。 長い廊下に沿って 三畳、四畳ほどの狭い
部屋が 並んでいます。 女中部屋?  北端の化粧櫓から 西の丸へ降ります。


 姫路城を後にして 前回 千姫の小径を散策したとき 見忘れた 「千姫像」を 見に行きます。 好古園
の前を 西に歩き 千姫の小径のある市之橋へ。 橋の南に 千姫像があります。 千姫は 今でも 男山
の千姫天満宮の方を 向いているのでしょうか?
 ん! 千姫像の南に 歳徳神社があります。 神社といっても 鳥居と小さい祠があるだけですが・・。
この前 姫路城の鬼門の岩屋寺に行ったとき 佐良和の歳徳神社へ行きましたが こちらは 裏鬼門?


 帰りに 長壁神社へ行きますが 手前に 行列のできる鯛焼き屋さんがあります。 幸い 行列は
ありません。 仕方なく 買いました。 1個100円也。
 鯛焼本舗・遊示堂の裏(南)に 長壁神社があります。 長壁神社は 姫路城の鬼門を守るため
天守閣最上階にあった筈・・。 ここにある長壁神社は 刑部親王と娘冨姫が 祭神で もともとは
お城にあった長壁神社の御分霊を遷座したものです。
 6月22~24日に行われる「姫路ゆかたまつり」は ここ 長壁神社の例祭で 江戸時代 榊原政岑
が 長源寺境内に 社を造営したとき 祭りに 一般の人が 浴衣を着て 参加したのが 始まりだそうです。 

 姫路駅まで歩き 11:56 の電車で帰りました。 万歩計は ありませんが
きょうも よく歩きました。 これで 当分 姫路に行くことも ないでしょうか・・・。
  。。。。。。。。。。。     。。。。。。。。。。    。。。。。。。。。。。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする