高松塚古墳石室の壁画が劣化した原因を究明する検討会が、先日報告書をまとめ発表しました。
昭和47年に高松塚古墳から極彩色の石室壁画が発見され、国宝に指定されているものです。
1300年前に描かれた壁画は、発見当初から経年による劣化は見られたものの、保存の状態は良好で、人々はその美しさに息を呑んだと伝えられています。
でも、昭和47年の発掘以来あっという間に劣化が進み、映像でも一目瞭然、みったくな . . . 本文を読む
忘れていました。文化大革命の最大の功労者、林彪による毛沢東暗殺未遂事件です。
毛と林との間に対立が生まれ、林が毛を暗殺しようとしたことがばれてしまい、国外逃亡を試みた林が事故死したとなっています。
でも違うと思います。毛が力をつけてきた林彪を危険なライバルと考え、事故死を装い粛清したのだと思います。
毛沢東は革命に至るときから文化大革命終焉まで、一億人を越える"人民"を虐殺しているといわれていま . . . 本文を読む
文化大革命に対する近年の評価は、発端といいますか、きっかけといいますか、が大変"不純"に言われています。
建国の立役者である毛沢東は民衆の絶大な支持を得ていましたが、中国共産党内部で実権を劉少奇主席に奪われ、失脚状態でした。
毛沢東はマルキシズム原理主義者といわれるくらい、厳格なマルキシズム信奉者です。
方や劉少奇は毛沢東の失政を批判し、現実的な路線(もちろんマルキシズムの範囲内です)への転換を図 . . . 本文を読む
先の国鉄紛争に続き、中国で起きた文化大革命について思いを述べようと思います。
国鉄紛争と同様、ボクが多感な10代半ばから20代半ばにかけ世界を騒がせた争乱です。
当初は何が起こっているのかわからず世界中の人が首を傾げていましたが、近年ようやく全容が明らかになってきました。
日本の国鉄紛争、中国の文化大革命、これらはボクがまだ感受性が高く、好奇心も旺盛な頃の貴重な教材となりました。
退屈なものにな . . . 本文を読む
今日、ボク達のマチの人事異動の内示がありました。
ボクは昨年に続いて2年連続の異動となりました。
昨年から一部事務組合に派遣されていますが、この4月からは市の建設関係の部署に戻ります。
実はこの異動、ボクにとって"ホッとしている"ところがあるのです。
誤解を招かないよう、釈明します。
昨年4月に今の一部事務組合に派遣となりましたが、仕事の内容が初体験だったせいもあり、何もわからず職場には迷惑を . . . 本文を読む
国内外から不当解雇に対する批判が大きくなり始めた10年ほど前から、ようやく国は不採用者に対する救済を検討し始めました。
そして、不採用者一人当たり500万円の賠償金でどうだ!と労組に提示したのです。
500万円では少なすぎると感じましたが、生活が困窮している対象者にとってすぐにでも得たいお金でした。
しかし国労は不採用者の雇用確保は譲れないとして拒否し、今日に至っているのです。(実は組合内をまとめ . . . 本文を読む
実際に接してみた国鉄の印象の続きです。
ボク達の仕事ぶりを、市民から"お役所仕事"とよく言われます。
指摘の通りお役所の仕事ぶりは、民間の仕事と比較して効率が悪いのです。
お役所の仕事に効率ばかりを求めるのは無理があると思いますが、国鉄の非効率さには負けました。
雇用促進の役割も担わされていた組織として、効率より職員への仕事を無理してでも作らなければならない事情があったのかもしれません。
このこ . . . 本文を読む
つい先ほど、不採用者への賠償金を3,000万円から2,400万円に値切って決着を図るとニュースが流れました。
政府が仕組んだ出来レースなんでしょうけど、まぁ仕方ありません。
革マル派、松崎明についての続きです。松崎は当初から革マル派の幹部です。
国労には各方面からの活動家が集まっていましたが、機関区関係組合員の支持を得て分派したのです。
松崎は、動労組合員にとってカリスマ的な存在でした。知人に . . . 本文を読む
先に記しましたが労働組合が潰されたのは、大衆の支持が得られなかったこと、国労が巨大化・硬直化し身動きが取れなくなったこと、(旧)動労が当局側に寝返ったこと等が言えると思いますが昔を振り返って検証してみます。
そして、このように悲惨で後に尾を引く残念な結果をもたらす事件が、再度起きない様にするためにはどのような対処が必要であったかを、考えたいと思います。
戦前から昭和40年代にかけて、公共交通の多 . . . 本文を読む
JR不採用問題で、新たな動きが出てきました。
このことについてボクは、国鉄分割民営化が取りざたされだした10代の頃から興味深く、また、憤(いきどお)りを持って報道を見聞きしていました。
今年に入ってから与党3党と公明党が、不採用者一人当たりに三千万円弱を支払うとの和解案を提示しました。
4党合意の和解案とありますが叩(たた)き台的な代物なようで、現に担当大臣である前原国交相が最近になって難色を示 . . . 本文を読む
最近、テレビCMで秀逸だと思ったものがありましたので紹介します。
ずっと前から放映されていたのかもしれませんが、ボクが気づいたのは最近です。
日本公共広告機構という広告代理店の親分みたいなところが出している、広告というより啓発キャンペーンなんでしょう。
公共広告機構(AC.JAPAN)がどのような組織で、何をしようとしているのかわかりませんが、説得力のある作品を放映しています。
5,6歳の子供 . . . 本文を読む
先般の衆議院選挙で違反があったとして、道内から選出された小林議員の会計責任者と北海道教職員組合の幹部3名が逮捕されました。
労働組合が組織を挙げて違法行為を行っていたことは残念ですし、恥ずかしいことです。
土建屋が利益誘導を期待して裏金を賄賂とし、選挙活動費用にと国会議員にばら撒くのと大差はありません。
北教組だけの問題ではなさそうです。
全国の教組、他の労組とかにもそんなのがあるように世間の人 . . . 本文を読む
オリンピックのあり方について続きます。
ナチスドイツはオリンピックを国威高揚の道具として使いました。
またアメリカとソ連は、冷戦をそのままオリンピックに持ち込み、ボイコット合戦を演じました。
日本はアメリカの尻馬に乗り、モスクワオリンピックの参加を取り止めました。
オリンピックは国同志の競い合いではないのを、忘れてしまいました。
我国がボイコットしても、選手は個人で参加するべきでした。
モスク . . . 本文を読む
久しぶりにオリンピックについて続けます。
近頃気になっているんですが、オリンピック選手の家族に対する週刊誌の報道が目に余ります。
選手本人のことでさえ私生活を暴くのはルール違反だと思うのに、親兄弟のあまり名誉ではないことについて面白おかしく書き立てています。
全力で競技を終えほっとして帰国した選手が、それを見てショックを受けたのではないかと心配になります。
いくらスポーツ選手が芸能人化したとはいえ . . . 本文を読む
またまたオリンピックを差し置いて最近の騒動についてです。
一昨日の参議院予算委に3人の閣僚が遅刻し、罵声を浴びていました。
前原国交相、仙谷国家戦略担当相、原口総務相の3人です。
ボク達が飲み会に遅刻するのとはちょっと違って、好ましくないことだけは確かです。
遅刻の原因を”事務的な連絡ミス”と弁解しているようですが、説得力に欠けます。
ボクなりになぜ遅刻したのか推察してみました。
推察①です。 . . . 本文を読む